シロアリの種類一覧|ヤマトシロアリ・イエシロアリ・羽アリの特徴と見分け方
日本の建物で特に注意したいシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。見分けるときは、羽アリが出た時期だけでなく、兵アリの頭部、巣のつくり方、蟻道、食害箇所を組み合わせて判断します。
- 4~5月頃の日中に羽アリが出た場合は、ヤマトシロアリの可能性があります。
- 6~7月頃の夜に照明へ集まる羽アリは、イエシロアリの可能性があります。
- 兵アリの頭部が細長い場合はヤマトシロアリ、卵形に近い場合はイエシロアリが疑われます。
- 乾いた木材の下に砂粒状の糞が落ちている場合は、アメリカカンザイシロアリも確認対象です。
- 時期や色だけで断定せず、建物内の活動状況まで確認することが重要です。
公益社団法人日本しろあり対策協会では、日本の建築物を加害する主な種類として、ヤマトシロアリとイエシロアリを挙げています。このほか、乾燥した木材を加害するアメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリにも注意が必要です。
虫本体、落ちた羽、発生場所をスマートフォンで撮影しておくと、種類を確認する際の手掛かりになります。
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡で、シロアリの無料現地調査・お見積りに対応しています。
写真だけで被害範囲を断定することはできませんが、調査の必要性を整理する材料になります。
このページで分かること
このページでは、次の内容を解説します。
- 建物を加害する主なシロアリの種類
- ヤマトシロアリとイエシロアリの違い
- 羽アリが発生する時期と時間帯
- 兵アリによる種類の見分け方
- 巣や食害箇所による判定方法
- アメリカカンザイシロアリの確認ポイント
- 種類を自己判断するときの注意点
- 現地調査で確認する箇所
- 熊本・佐賀・福岡で種類を判断するときの考え方
羽アリはシロアリの種類名ではありません
羽アリは「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」のような種類名ではありません。
シロアリは、女王・王、働きアリ、兵アリなどが役割を分担して生活する社会性昆虫です。成熟した集団から、新しい巣をつくるために羽を持って飛び立つ生殖階級の個体が羽アリです。
そのため、羽アリには次のような違いがあります。
- ヤマトシロアリの羽アリ
- イエシロアリの羽アリ
- アメリカカンザイシロアリの羽アリ
- シロアリではない黒アリの羽アリ
羽アリを見つけたときは、「羽アリかどうか」だけでなく、「何の羽アリか」を確認する必要があります。判別の手順は羽アリがシロアリか見分ける方法|大量発生時の対処法で詳しく解説しています。
日本の建物で注意したいシロアリの種類一覧
建物への被害を考えるとき、主に確認したいのは次の4種類です。
| 種類 | 主な生息・加害特性 | 主な判定材料 |
|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 湿った木材や建物下部で活動しやすい | 4~5月の日中の羽アリ、細長い兵アリ |
| イエシロアリ | 塊状の巣をつくり、広い範囲へ活動することがある | 6~7月の夜の羽アリ、卵形の兵アリ |
| アメリカカンザイシロアリ | 土壌を経由せず、乾いた木材内部で活動する | 乾いた砂粒状の糞、木材の排出孔 |
| ダイコクシロアリ | 乾燥した木材を加害する乾材シロアリ | 分布地域、兵アリの頭部、粒状の糞 |
熊本・佐賀・福岡の住宅では、まずヤマトシロアリとイエシロアリの可能性を確認します。
ただし、床下に蟻道がない場合や、乾いた木材から粒状の糞が出ている場合は、乾材シロアリも含めて調べる必要があります。
ヤマトシロアリとイエシロアリの違い
ヤマトシロアリとイエシロアリは、どちらも建物を加害しますが、羽アリの発生時期、巣のつくり方、好む環境、活動範囲が異なります。比較のポイントはヤマトシロアリとイエシロアリの違い|熊本で羽アリを見た時の危険サインでも整理しています。
| 比較項目 | ヤマトシロアリ | イエシロアリ |
|---|---|---|
| 羽アリの主な時期 | 4~5月頃 | 6~7月頃 |
| 羽アリの時間帯 | 日中 | 夕方~夜 |
| 羽アリの体色 | 黒褐色系 | 黄褐色系 |
| 巣の特徴 | 加害している木材周辺を生活場所にする | 土中や建物内に塊状の巣をつくる |
| 好む環境 | 湿った木材、湿潤部 | 温暖な地域、土中や建物内 |
| 活動範囲 | 建物下部を中心に確認されやすい | 建物上部まで広がることがある |
| 兵アリの頭部 | 細長く円筒形に近い | 卵形に近い |
| 刺激時の分泌物 | 乳白色の液を出さない | 乳白色の液を出すことがある |
羽アリが出やすい時期は種類を絞る材料になりますが、それだけで確定はできません。
正確に種類を判断するには、兵アリの形、蟻道、食害の状態、巣の位置などを併せて確認します。兵アリの頭部による判定は、公益社団法人日本しろあり対策協会も、種類を判別する有力な方法として案内しています。
ヤマトシロアリの特徴
ヤマトシロアリは、日本の広い地域に分布する代表的なシロアリです。
湿った木材や土中で生活することが多く、住宅では浴室、洗面所、台所、玄関、勝手口など、シロアリが発生しやすい場所の床下で確認されることがあります。
湿った木材を生活場所にする
ヤマトシロアリは、イエシロアリのような大きな塊状の巣をつくらず、加害している木材やその周辺を生活場所として利用します。
湿った木材を好むため、次のような場所が調査対象になります。
- 浴室や洗面所周辺
- 台所の給排水管周辺
- 玄関や勝手口
- 雨漏り箇所の下部
- 増築部分の接合部
- 敷地内の切り株や廃材
- 床下の湿気がこもりやすい場所
主に建物下部で被害が見つかりますが、雨漏りや漏水などによって上部の木材が湿っている場合は、床下以外で活動する可能性もあります。浴室まわりの症状は熊本で浴室まわりのシロアリ被害が多い理由、玄関まわりは玄関のシロアリ被害でも解説しています。
ヤマトシロアリの羽アリ
ヤマトシロアリの羽アリは、一般に4~5月頃の日中に群飛します。
主な確認ポイントは次のとおりです。
発生時期:主に4~5月頃
発生時間:午前中から日中
体色:黒褐色に見えることが多い
羽:淡い黒色系の半透明に見えることがある
発生状況:暖かく風の弱い日や雨上がりなどに、まとまって出ることがある
群飛時期は、地域やその年の気象条件によって前後します。4~5月の日中に黒っぽい羽アリが出たという情報は有力ですが、種類を確定するものではありません。
ヤマトシロアリの兵アリ
ヤマトシロアリの兵アリは、頭部が細長く、円筒形に近い形をしています。
頭部は体長のおよそ半分を占め、刺激しても、イエシロアリのような乳白色の液は出しません。
兵アリを無理に素手で触ったり、木材を壊して探したりする必要はありません。発見した虫を透明な袋や容器に入れられる場合は、調査時の判定材料として残してください。
イエシロアリの特徴
イエシロアリは、温暖な地域を中心に分布し、土中や建物内に塊状の巣をつくるシロアリです。
巣から蟻道を伸ばして餌場へ移動します。水分を運びながら木材を加害するため、条件によっては床下だけでなく、壁内部、柱、梁、天井方向まで活動範囲が広がることがあります。
巣と加害箇所が離れている場合がある
イエシロアリは、巣と実際の被害箇所が離れていることがあります。
そのため、見えている食害箇所だけでなく、次の場所を含めた確認が必要です。
- 建物外周
- 基礎表面
- 配管や配線の貫通部
- 浴室や洗面所の床下
- 玄関や勝手口
- 壁内部
- 柱や梁
- 天井裏
- 敷地内の切り株や埋木
一部の被害だけを確認して種類を決めつけると、別方向へ伸びている蟻道や活動範囲を見落とす可能性があります。
イエシロアリの羽アリ
イエシロアリの羽アリは、一般に6~7月頃の夕方から夜に群飛します。
主な確認ポイントは次のとおりです。
発生時期:主に6~7月頃
発生時間:夕方から夜
体色:黄褐色に見えることが多い
羽:乳白色や淡黄色の半透明に見えることがある
発生状況:玄関灯、窓、網戸、室内照明などへ集まることがある
夜間に照明へ集まった羽アリは、屋外から飛来した場合と、建物内部から出てきた場合があります。夜に出る羽アリについては熊本のイエシロアリ対策|6月・7月の夜に出る羽アリもご覧ください。
窓を閉めた室内でまとまって発生した、壁や床の隙間から出てきた、毎年ほぼ同じ場所から出るといった場合は、発生位置を記録しておきましょう。
イエシロアリの兵アリ
イエシロアリの兵アリは、頭部が卵形に近い形をしています。
頭部の長さは体長のおよそ3分の1で、刺激を受けると頭部先端から乳白色の防御物質を出すことがあります。
ヤマトシロアリとの判定では、頭部の形と乳白色の液の有無が重要な手掛かりになります。
シロアリの種類を見分ける4つの手順
シロアリの種類は、ひとつの特徴だけで断定せず、複数の情報を組み合わせて判断します。
1. 羽アリが出た時期と時間を確認する
羽アリが出た日付と時間帯は、種類を絞り込む有力な情報です。
| 発生時期・時間 | 考えられる種類 |
|---|---|
| 4~5月頃の日中 | ヤマトシロアリ |
| 6~7月頃の夜 | イエシロアリ |
| 6~9月頃の日中 | アメリカカンザイシロアリ |
| 5~8月頃の夜 | ダイコクシロアリ |
発生日だけでなく、天気、気温、雨上がりだったか、室内か屋外かも記録します。
2. 兵アリの頭部を確認する
種類を判別するときは、羽アリよりも兵アリの頭部が有力な材料になる場合があります。
ヤマトシロアリ: 細長く円筒形に近い
イエシロアリ: 卵形に近く、刺激時に乳白色の液を出すことがある
アメリカカンザイシロアリ: ヤマトシロアリより大型で、触角の一部にも特徴がある
ダイコクシロアリ: 頭部前面が切り落とされたような形をしている
ただし、小さな虫を肉眼だけで正確に判断するのは簡単ではありません。虫本体を撮影または保管し、専門担当者へ確認してもらう方法が安全です。
3. 蟻道や糞を確認する
土壌性のヤマトシロアリやイエシロアリは、土や木くずなどを使って蟻道をつくります。
一方、アメリカカンザイシロアリなどの乾材シロアリは、一般的な蟻道をつくらず、木材の穴から乾いた砂粒状の糞を排出することがあります。
確認するもの: 基礎表面にある土の筋 木材の割れ目に詰められた土 配管周辺の蟻道 木材の小さな排出孔 同じ場所へ繰り返し落ちる粒状の糞
蟻道が見つからないからシロアリではない、とは限りません。乾材シロアリは、乾燥した木材内で小さな集団をつくり、砂粒状の糞を排出する特徴があります。
4. 被害箇所と水分環境を確認する
種類によって、確認しやすい被害箇所が異なります。
ヤマトシロアリが疑われる場所: 湿った床下木材 浴室や洗面所周辺 漏水箇所 腐朽した木材 玄関や勝手口
イエシロアリが疑われる場所: 床下から壁方向へ続く蟻道 建物外周から伸びる蟻道 柱や梁 天井裏 建物から離れた巣の周辺
アメリカカンザイシロアリが疑われる場所: 窓枠 柱や梁 木製家具 天井付近の木材 粒状の糞が落ちる場所
被害箇所だけで種類を確定することはできませんが、調査範囲を決める重要な情報になります。
アメリカカンザイシロアリの特徴
アメリカカンザイシロアリは、乾材シロアリの仲間です。
ヤマトシロアリやイエシロアリのように土中から侵入するとは限らず、乾燥した木材内部に坑道をつくって、小さな集団で生活します。
乾いた砂粒状の糞が手掛かり
次のような場所に乾いた粒状物が繰り返し落ちる場合は、確認が必要です。
- 窓枠の下
- 柱や梁の下
- 木製家具の周辺
- 天井や壁際
- 木材に開いた小さな穴の下
掃除しても同じ場所に粒がたまる場合は、掃除前の状態、粒の拡大写真、上部の木材を撮影してください。
ダイコクシロアリの特徴
ダイコクシロアリも乾材シロアリの仲間です。
公益社団法人日本しろあり対策協会では、主な分布地域を奄美大島以南と案内しています。兵アリの頭部前面が切り落とされたような形をしていることも判定材料です。
熊本・佐賀・福岡の一般住宅では、通常、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリを優先的に確認します。
ただし、木材や家具の移動もあるため、地域だけを理由に種類を断定することはできません。
種類が分かると何を判断できるのか
シロアリの種類が分かると、調査すべき範囲を考えやすくなります。
| 分かること | 種類だけでは分からないこと |
|---|---|
| 優先的に確認する場所 | 建物全体の被害範囲 |
| 想定される侵入経路 | 巣の正確な位置 |
| 羽アリが出やすい時期 | 施工が必要かどうか |
| 巣や蟻道の特徴 | 必要な施工面積 |
| 調査方法の方向性 | 費用や保証条件 |
「ヤマトシロアリだから被害は小さい」「イエシロアリだから建物全体が被害を受けている」とは限りません。
同じ種類でも、侵入からの期間、建物の種類や構造、漏水や雨漏り、基礎の状態、過去の施工状況によって被害範囲は異なります。
種類判定は調査の入口であり、被害範囲の確認とは分けて考えることが重要です。費用の考え方はシロアリ駆除費用の相場|坪単価・見積比較で確認できます。
自宅で確認できる危険サイン
次の項目に当てはまる場合は、種類判定と併せて建物内の状態を確認してください。
- □ 閉め切った室内で羽アリがまとまって出た
- □ 毎年ほぼ同じ場所から羽アリが出る
- □ 窓際や床に同じ形の羽が大量に落ちている
- □ 基礎に土でできた筋状の蟻道がある
- □ 木材の割れ目に土が詰められている
- □ 柱や床をたたくと軽い空洞音がする
- □ 床が沈む、きしむ、ふわつく
- □ 浴室や洗面所周辺の木材が柔らかい
- □ 雨漏りや漏水が続いている
- □ 乾いた砂粒状の糞が繰り返し落ちる
- □ 敷地内の切り株や廃材にシロアリがいる
- □ 過去の防除施工から年数が経過している
一つ当てはまっただけで被害が進行しているとは断定できません。
複数のサインが重なる場合や、室内から羽アリが出た場合は、早めに調査範囲を確認することが重要です。
症状別の確認優先度
| 見つけた状況 | 確認優先度 | 最初にすること |
|---|---|---|
| 屋外で羽アリを数匹見た | 低~中 | 虫と場所を撮影する |
| 照明や窓に多数飛来した | 中 | 屋外飛来か室内発生か確認する |
| 閉め切った室内で大量発生した | 高 | 発生位置と虫を保存する |
| 基礎や床下に蟻道がある | 高 | 蟻道を壊さず調査を依頼する |
| 床が沈む、木材が柔らかい | 高 | 食害・腐朽・漏水を確認する |
| 粒状の糞が繰り返し落ちる | 高 | 上部木材と排出孔を確認する |
| 壁や柱から羽アリが出た | 高 | 壁内や構造木部を確認する |
この確認優先度は、建物の安全性や被害の進行度を断定するものではありません。
床の沈みや木材の劣化は、シロアリだけでなく、腐朽、漏水、構造上の不具合などが原因となる場合もあります。症状ごとの見分け方はシロアリ被害の症状一覧|床の沈み・羽アリ・蟻道を確認、床のフワつきは床がフワフワする・沈む原因で確認できます。
シロアリの種類を確認するときに避けたい行動
発生場所へ大量の殺虫剤を吹き込む
見えている羽アリに殺虫剤を使用しても、床下や壁内部の活動範囲を確認したことにはなりません。
発生孔や蟻道へ大量に吹き込むと、虫が移動し、調査時に生息位置を確認しにくくなる可能性があります。市販薬でどこまで対応できるかはシロアリ駆除は自分でできる?DIYの限界と注意点で解説しています。
蟻道をすべて壊す
蟻道は、種類、侵入方向、現在の活動状況を判断する材料になります。
気になる場合は、壊す前に全体と接写の写真を撮り、調査時まで可能な範囲で残してください。
虫や羽をすべて捨てる
虫本体、兵アリ、落ちた羽は、種類判定に役立ちます。
数匹を透明な袋や容器に入れ、発生日と場所を書いて保管すると確認しやすくなります。
自分で無理に床下へ入る
床下には、配線、配管、釘、狭い開口部などがあります。
けがや設備破損につながる可能性があるため、点検口から見える範囲の撮影に留めてください。
羽アリが消えたため問題ないと判断する
羽アリの群飛は短時間で終わる場合があります。
羽アリが見えなくなったことと、床下や壁内部に活動個体がいないことは同じではありません。このケースの考え方は羽アリが一日で消えた…安心していい?をご覧ください。
ご相談案内
「ヤマトシロアリかイエシロアリか分からない」 「羽アリが出た場所を確認してほしい」 「蟻道や粒状の糞らしきものがある」
このような段階でもご相談いただけます。
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡で現地調査を行い、種類だけでなく、侵入経路、活動箇所、食害、湿気、漏水、腐朽などを確認します。床下調査・現地調査・お見積りは無料でご相談いただけます。
現地調査で確認するポイント
種類を正確に判断するためには、虫本体だけでなく建物側の状況も確認します。調査範囲と写真報告の内容は熊本・佐賀・福岡のシロアリ点検|無料床下調査と写真報告にまとめています。
羽アリと虫本体
- 発生した日付と時間
- 室内か屋外か
- 発生した数
- 体色
- 羽の形
- 兵アリの頭部
- 発生した隙間や穴
- 毎年同じ場所から出るか
建物外周
- 基礎表面の蟻道
- 基礎のひび割れ
- 配管や配線の貫通部
- 玄関ポーチ
- ウッドデッキ
- 切り株や廃材
- 外壁と基礎の取り合い
床下
- 土台
- 大引
- 根太
- 束柱
- 浴室や洗面所周辺
- 玄関や勝手口周辺
- 漏水や結露
- 腐朽
- 蟻道と食害
建物上部
イエシロアリや乾材シロアリが疑われる場合は、必要に応じて次の場所も確認します。
- 壁内部につながる箇所
- 柱
- 梁
- 天井裏
- 窓枠
- 木製建具
- 木製家具
床下だけを確認すれば、すべての種類を判断できるとは限りません。
調査で行うこと・行わないこと
| 行うこと | 行わないこと |
|---|---|
| 羽アリ、兵アリ、蟻道、糞を確認する | 色や時期だけで種類を断定する |
| 外周、床下、必要箇所を確認する | 床下だけで調査を終了する |
| 被害箇所を写真で記録する | 根拠なく危険性を強調する |
| 種類と被害範囲を分けて説明する | 種類だけで施工内容を決める |
| 必要な施工範囲を明確にする | 不要な施工まで一律に提案する |
| 見積りと保証条件を説明する | 保証年数だけを強調する |
虫の種類が分かっても、被害範囲と必要な施工内容は現地の状態によって異なります。
熊本・佐賀・福岡で確認したいシロアリの種類
熊本・佐賀・福岡では、ヤマトシロアリに加え、温暖な地域で活動するイエシロアリも確認対象になります。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く広い地域、イエシロアリは神奈川県以西の温暖な海岸線沿いなどに分布すると案内されています。
地域ごとの傾向は熊本県・佐賀県・福岡県南部のページでも解説しています。3県内でも、建物の立地や周辺環境は異なります。
確認したい建物環境: 河川や水路に近い 田畑や山林に近い 海岸部や温暖な地域にある 敷地内に切り株や古材がある 浴室や洗面所に漏水歴がある 増築部分がある 雨漏りや結露が続いている 木製デッキが建物に接している 空き家期間が長かった 古い木造建物である
ただし、地域名や立地だけで種類を決めることはできません。
羽アリの時期、兵アリ、蟻道、巣、食害箇所を組み合わせて判断します。
プログラントのシロアリ調査体制
株式会社プログラントは、熊本・佐賀・福岡で、シロアリ防除、床下環境改善、住宅・施設の衛生対策に対応しています。
完全自社施工
現地調査、施工内容の説明、施工、施工後の報告まで、完全自社施工で対応します。
写真による調査報告
床下や木材内部は、お客様が直接確認しにくい場所です。
調査時に撮影した写真をもとに、種類を判断した根拠、蟻道、食害箇所、湿気や漏水などをご説明します。
写真付き施工完了報告書
施工を行った場合は、施工箇所や施工前後の状態を写真で記録し、写真付き施工完了報告書で確認できるようにします。
施工内容に応じた保証書
施工内容に応じて保証書を発行します。
5年の再発保証に対応していますが、保証期間や適用範囲は、建物状況、対象生物、被害状況、施工内容、保証範囲によって異なります。現地調査時に条件をご確認ください。
独自技術の役割を混同しない
パーフェクトウォールは、プログラントの独自封鎖技術です。
エクリプスプロテクターは、独自衛生対策です。
これらは、必要な現場で害獣侵入口の封鎖や衛生環境の改善を行うためのもので、シロアリの種類判定やシロアリ防除を代替するものではありません。
シロアリについては、種類、侵入経路、食害範囲、建物環境を確認し、現場ごとに必要な施工を判断します。
シロアリの種類に関するよくある誤解
シロアリは白いアリの仲間である
シロアリは、一般に黒アリと呼ばれるアリとは異なる昆虫です。
羽アリも、胴体のくびれ、触角、前後の羽の大きさなどに違いがあります。
羽アリという種類のシロアリがいる
羽アリは種類名ではありません。
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリなど、それぞれの種類に羽アリがいます。
黒い羽アリはすべて黒アリである
ヤマトシロアリの羽アリは、黒褐色に見えることがあります。
色だけで判断せず、羽、胴体、触角、発生時期を確認します。
湿気がなければシロアリは発生しない
ヤマトシロアリは湿った木材を好みますが、イエシロアリは水分を運びながら木材を加害することがあります。
また、アメリカカンザイシロアリは乾燥した木材内部で生活します。
ヤマトシロアリなら被害は小さい
ヤマトシロアリは建物下部で確認されやすい傾向がありますが、被害の範囲は、侵入期間、漏水、雨漏り、建物構造などによって異なります。
種類だけを理由に被害を軽く判断することはできません。
種類が分かれば施工方法も自動的に決まる
同じ種類でも、被害箇所、活動範囲、建物構造、過去の施工歴は異なります。
種類判定後に、現地で施工範囲と工法(バリア工法・ベイト工法・土壌処理の違い)を確認する必要があります。
相談前チェックリスト
相談時に次の情報が分かると、種類を絞り込みやすくなります。
- □ 羽アリが出た日付
- □ 羽アリが出た時間
- □ 室内か屋外か
- □ 発生した部屋や場所
- □ おおよその数
- □ 虫本体の写真
- □ 落ちた羽の写真
- □ 発生場所の写真
- □ 毎年発生しているか
- □ 雨上がりだったか
- □ 蟻道があるか
- □ 粒状の糞があるか
- □ 床の沈みやきしみがあるか
- □ 雨漏りや漏水歴があるか
- □ 過去のシロアリ施工時期
- □ 建物の築年数や増築歴
すべて分からなくても問題ありません。
虫や羽を捨てず、分かる範囲で記録してください。
シロアリの種類に関するよくある質問
Q1. 日本の住宅で特に注意するシロアリは何ですか?
日本の建物で特に注意したいのは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは広い地域に分布し、湿った木材や建物下部で確認されやすい傾向があります。イエシロアリは温暖な地域を中心に分布し、塊状の巣から広い範囲へ活動することがあります。乾燥した木材では、アメリカカンザイシロアリも確認対象です。
Q2. ヤマトシロアリとイエシロアリを最も正確に見分ける方法は何ですか?
被害箇所で確認された兵アリの頭部を見る方法が、有力な判定手段です。ヤマトシロアリは細長い円筒形に近い頭部、イエシロアリは卵形に近い頭部をしています。イエシロアリは刺激時に乳白色の液を出すこともあります。ただし、一般の方が無理に虫を触ったり木材を壊したりせず、写真や虫本体を残して専門担当者へ確認してもらう方法が安全です。
Q3. 4月から5月の日中に黒い羽アリが出たらヤマトシロアリですか?
ヤマトシロアリの可能性があります。ヤマトシロアリの羽アリは、一般に4~5月頃の日中に群飛し、黒褐色に見えることが多いためです。ただし、発生時期や色だけでは確定できません。羽の大きさ、触角、胴体、兵アリ、室内の発生位置、床下の蟻道などを併せて確認します。
Q4. 6月から7月の夜に照明へ集まる羽アリはイエシロアリですか?
イエシロアリの可能性があります。イエシロアリの羽アリは、一般に6~7月頃の夜に群飛し、照明へ集まる傾向があります。ただし、屋外の照明へ集まった場合は周辺から飛来した可能性もあります。閉め切った室内や壁、床、浴室などの隙間からまとまって出た場合は、発生位置を記録して建物内部を確認してください。
Q5. 羽アリはすべてシロアリですか?
羽アリには、シロアリの羽アリと黒アリなどの羽アリがいます。シロアリの羽アリは、4枚の羽がほぼ同じ大きさで、胴体のくびれが目立たず、触角が数珠状に見えることが特徴です。ただし、虫が小さい場合や羽が取れた後は判断が難しくなります。詳しい判別方法は羽アリがシロアリか見分ける方法で確認してください。
Q6. 木材の下に砂のような粒が落ちています。何のシロアリですか?
乾いた砂粒状のものが同じ場所へ繰り返し落ちる場合は、アメリカカンザイシロアリなど、乾材シロアリの糞である可能性があります。ただし、木粉、建材の粉、ほかの昆虫の排出物の場合もあります。粒を捨てる前に写真を撮り、上部の木材に小さな穴がないか確認してください。
Q7. 蟻道がなければシロアリではありませんか?
蟻道が見つからなくても、シロアリではないとは断定できません。ヤマトシロアリやイエシロアリは蟻道をつくりますが、見えない木材内部や壁内を通っている場合があります。また、アメリカカンザイシロアリなどの乾材シロアリは、一般的な土の蟻道をつくらず、乾いた木材内部で活動します。
Q8. シロアリの種類は写真だけで分かりますか?
兵アリや羽アリが鮮明に写っていれば、種類の候補を絞り込める場合があります。ただし、写真だけでは、建物内部の活動範囲、巣の位置、侵入経路、施工の必要性までは判断できません。虫本体、発生場所、蟻道、糞、木材の状態を確認し、必要に応じて現地調査を行います。
Q9. 屋外で羽アリを見ただけでも調査が必要ですか?
屋外で数匹見ただけでは、建物内に被害があるとは限りません。周辺から飛来した可能性もあります。ただし、同じ時期に室内でも羽が見つかった、基礎に蟻道がある、床が沈む、毎年同じ場所で発生するといったサインが重なる場合は、建物内の確認をおすすめします。
Q10. シロアリの種類によって調査方法は変わりますか?
変わる場合があります。ヤマトシロアリでは床下の湿った木材や漏水箇所、イエシロアリでは建物外周、壁方向、柱や天井側までの活動範囲、アメリカカンザイシロアリでは窓枠、梁、家具などの乾いた木材を確認します。種類判定によって調査範囲を絞れますが、最終的には建物ごとの状態に合わせて判断します。
シロアリの種類を正しく確認することが調査の第一歩です
日本の建物で特に注意したいのは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。
ただし、乾いた木材から砂粒状の糞が出ている場合は、アメリカカンザイシロアリなどの乾材シロアリも確認する必要があります。
種類を見分けるときは、次の順番で確認してください。
1. 羽アリが出た時期と時間
2. 虫の体色と羽の形
3. 兵アリの頭部
4. 蟻道や砂粒状の糞
5. 被害箇所と水分環境
6. 床下以外への広がり
7. 専門担当者による現地確認
羽アリが出たからといって、すぐに大規模な施工が必要とは限りません。
一方で、種類だけを判断して、建物内の被害範囲を確認しないまま放置することも適切ではありません。
まず虫の種類を確認し、その後に建物内の活動状況を調べることが重要です。症状や状況から確認先を探す場合は熊本・佐賀・福岡のシロアリ対策マップが便利です。
熊本・佐賀・福岡のシロアリ調査はプログラントへ
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡で、シロアリの種類確認、無料現地調査、お見積り、必要に応じた駆除・予防施工に対応しています。
調査時:虫の種類、蟻道、食害、湿気、漏水、腐朽、建物外周などを確認します。
調査後:確認箇所を写真でご説明します。
施工後:写真付き施工完了報告書と、施工内容に応じた保証書を発行します。
保証:5年の再発保証に対応しています。ただし、保証期間と適用範囲は、建物状況、対象生物、被害状況、施工内容、保証範囲によって異なります。詳しくは現地調査時にご確認ください。
詳しい流れは、無料調査から施工後までの流れをご確認ください。
運営会社情報

運営:株式会社プログラント
代表取締役:藤井靖光
対応エリア:熊本・佐賀・福岡
施工体制:完全自社施工
電話番号:0120-778-114
主な対応内容:シロアリ防除




















