シロアリはどこから来る?家への7つの侵入経路と確認方法
住宅を加害するシロアリのうち、ヤマトシロアリやイエシロアリは、地中から基礎まわりへ近づき、蟻道や建物のわずかな隙間を利用して木部へ到達することがあります。重要なのは「見つけた場所」と「家へ入った場所」を同じだと思わないことです。
シロアリはどこから家に入る?
シロアリの代表的な侵入経路は、地中から基礎まわりへ到達し、
- 基礎外周
- コンクリートの打継ぎ部
- 給排水管などの貫通部
- ひび割れや施工上の隙間
- 玄関・勝手口の取り合い
- 基礎断熱材まわり
- ウッドデッキなど外周木部
を経由して建物内部の木材へ到達する経路です。
特にヤマトシロアリ・イエシロアリは、一般に地中から建物へ侵入することが多いと公益社団法人日本しろあり対策協会も説明しています。
ただし、アメリカカンザイシロアリなどの乾材シロアリは侵入の仕方が異なります。
「基礎に土の筋がある」「室内から羽アリが出た」「どこから入ったのか分からない」という段階でもご相談いただけます。
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡で現地調査・お見積りに対応しています。
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シロアリの侵入を理解する4つの場所
「シロアリがいた場所=そこから家へ入った場所」とは限りません。
シロアリ調査では、次の4つを分けて考えることが重要です。
| 区分 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 生息・発生側 | シロアリが活動している側 | 地中、被害木材など |
| 侵入点 | 建物へ入った可能性がある場所 | 配管貫通部、打継ぎ、隙間 |
| 移動経路 | 建物内で移動する経路 | 蟻道、木材内部など |
| 発見場所 | 人が異変に気づいた場所 | 玄関、浴室、床、壁、窓際など |
例えば、浴室で羽アリを見つけたからといって、「浴室の外から直接入ってきた」とは限りません。
床下から侵入したシロアリが別の経路を移動し、浴室周辺から羽アリとなって現れた可能性も考えられます。
反対に、外から飛来した羽アリが室内へ入っただけという場合もあります。
だからこそ、「どこで見つけたか」だけではなく、「どこから建物へ入り、どこを通ってきた可能性があるか」を確認します。
シロアリは多くの場合、地中側から建物へ近づく
日本で建築物を加害する代表的な種類には、ヤマトシロアリとイエシロアリがあります。
地中で活動しているシロアリが建物へ近づき、木材まで到達できる経路を探します。
その途中で基礎などの表面を移動する必要がある場合、土や排出物などを利用した「蟻道」をつくることがあります。
蟻道は、基礎、束石、土台などで確認されるシロアリ発見の重要な手掛かりです。
つまり、
- 地面
- 基礎まわり
- 建物の隙間や蟻道
- 土台・柱などの木部
という流れが、地下シロアリを考えるときの基本になります。
ただし、すべての被害で蟻道が見えるわけではありません。
見えている蟻道の有無だけで、シロアリの存在や被害範囲を断定しないことも重要です。
シロアリが家へ入る主な7つの侵入経路
1.地面から基礎外周を上がる経路
最もイメージしやすいのが、地中から基礎外側または床下側へ到達し、基礎表面に蟻道をつくって木部へ向かう経路です。
基礎はコンクリートなのでシロアリの餌になる木材ではありません。
しかし、コンクリート基礎があることと「その先の木材まで到達できないこと」は別問題です。
地面から土台などの木部まで移動できる経路があれば、基礎表面を利用して到達する可能性があります。
確認する場所は、
- 基礎外周
- 基礎と土台の境目
- 床下側の基礎
- 束石周辺
- 増築部分との境界
などです。
特に九州では、基礎外部に蟻道を構築して侵入する事例が確認された調査報告もあります。
2.コンクリートの打継ぎ部分
住宅の基礎は、必ずしもすべてのコンクリートが一度に一体成形されるとは限りません。
施工方法によっては、先に打設したコンクリートと、後から打設したコンクリートとの境界である「打継ぎ」ができます。
この取り合い部分に生じた隙間が、シロアリの移動経路となる場合があります。
日本しろあり対策協会が紹介する調査でも、ベタ基礎ではスラブと立ち上がりの打継ぎ部分、布基礎では基礎立ち上がりと防湿コンクリートとの取り合いなどで侵入が確認されています。
見た目では一体のコンクリートに見えても、施工上の境界がどこにあるかまで確認することが大切です。
3.給水管・排水管などの配管貫通部
床下調査で重要な確認ポイントの一つが、給水管・排水管などが基礎や床を通過する場所です。
配管そのものからシロアリが発生するわけではありません。
確認するのは、「配管と周囲の構造物との間に移動できる隙間がないか」という点です。
例えば、
- 配管とコンクリートの境目
- スリーブ管と配管との間
- 配管施工後の充填部分
- 給排水設備周辺
などです。
実建物を模した研究でも、基礎配管貫通部を経由してシロアリが侵入した例が報告されています。
そのため「ベタ基礎だから地面が見えない」という住宅でも、配管まわりは確認対象になります。
4.基礎のひび割れ・施工上の隙間
コンクリートにひび割れがあるからといって、すべてがシロアリの侵入口になるわけではありません。
一方で、地面側と床下側をつなぐ隙間が存在する場合には、シロアリの侵入経路として確認する必要があります。
確認対象には、
- ひび割れ
- コンクリートの打継ぎ
- 施工時にできた空隙
- 金物周辺の穴
- 基礎と別部材との境界
などがあります。
重要なのは、「ひびがあるか」だけではありません。
その隙間が、「地中側から木部へ続く経路になっているか」まで確認することです。
5.玄関・勝手口・ポーチの取り合い
玄関や勝手口は、シロアリの侵入経路を確認するときに見落としたくない場所です。
玄関ポーチなどは基礎本体とは別のタイミングで施工される場合があり、その取り合い部分に隙間が生じることがあります。
日本しろあり対策協会が紹介している調査でも、玄関・勝手口部分からの侵入が報告されています。
確認するのは、
- 玄関ポーチと基礎の境界
- 土間と立ち上がりの取り合い
- 玄関框付近
- ドア枠周辺
- 床下から見えない区画
などです。
6.基礎断熱材との境界
基礎断熱住宅では、基礎コンクリートだけでなく断熱材との境界も確認対象になります。
断熱材の種類や施工方法は住宅によって異なるため、
「基礎断熱だから危険」「床断熱なら安全」と単純に分けることはできません。
現地では、
- 断熱材の位置
- 基礎との境界
- 確認できる範囲
- 隠れて見えない範囲
を分けて確認します。
7.ウッドデッキなど建物外周の木部・付帯物
建物本体だけでなく、建物周辺の木材や付帯構造物が地面に近い場合も確認します。
例えば、
- ウッドデッキ
- 木製階段
- 建物に接した木材
- 地面に置いた木材
- 基礎近くの木質残材
などです。
ただし、「庭に木材がある=住宅にシロアリ被害がある」という意味ではありません。
住宅側へつながる蟻道や侵入経路が存在するかを分けて確認する必要があります。
7つの侵入経路を一覧で確認
| 侵入経路 | 主に確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 基礎外周 | 基礎・土台周辺 | 蟻道、土の付着 |
| 打継ぎ部 | スラブ・立ち上がり | 境界、隙間 |
| 配管貫通部 | 給排水管周辺 | 配管と基礎の境界 |
| ひび・空隙 | 基礎・接合部 | 地中側への連続性 |
| 玄関・勝手口 | 土間・ポーチ周辺 | 基礎との取り合い |
| 基礎断熱部 | 基礎と断熱材周辺 | 境界、確認不能部 |
| 外周木部 | デッキ・接地木材 | 蟻道、建物へのつながり |
ベタ基礎でもシロアリの侵入経路はありますか?
あります。
ただし「ベタ基礎は意味がない」ということではありません。
ベタ基礎では広い範囲がコンクリートで覆われるため、地面から直接木部へ到達しにくい構造になります。
一方で、
- スラブと立ち上がりの打継ぎ
- 配管貫通部
- 玄関ポーチとの取り合い
- ひび割れなどの隙間
は別途確認する必要があります。
シロアリ侵入箇所を調べた報告でも、ベタ基礎の打継ぎ部や配管周辺からの侵入が確認されています。
したがって判断基準は、「ベタ基礎か、布基礎か」だけではなく、「地中から木部まで連続する侵入経路が存在するか」です。
羽アリとして外から来るシロアリもいる?
可能性はあります。ただし、ここでは二つを分けて考えます。
- 建物やその近くにいるシロアリから羽アリが出た
- 別の場所から飛んできた羽アリが建物周辺へ到達した
ヤマトシロアリは一般に4~5月の日中、イエシロアリは6~7月の夜、アメリカカンザイシロアリは6~9月の日中に群飛することが、日本しろあり対策協会から示されています。
そのため、窓際に羽アリを数匹見つけただけで、「家の中にシロアリがいる」と断定することはできません。
反対に、
- 閉め切った室内からまとまって出た
- 壁や床など同じ隙間から出てきた
- 毎年ほぼ同じ場所から出る
などの場合には、建物内部や近接部の状況を確認する必要があります。
アメリカカンザイシロアリは「地中から」が前提ではない
シロアリすべてを「床下の土から入ってくる虫」と考えることも正確ではありません。
アメリカカンザイシロアリなどの乾材シロアリは、乾燥した木材内部で生活し、地下シロアリのような蟻道をつくらない特徴があります。
「基礎に蟻道がないからシロアリではない」とも言い切れません。
乾いた砂粒状のものが同じ木材周辺へ繰り返し落ちている場合などは、地下シロアリとは異なる視点で種類を確認します。
「見つかった場所」と「侵入口」は違うことがあります
| 発見した状況 | すぐに断定しないこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 浴室で羽アリ | 浴室から外部侵入した | 床下・壁際・周辺構造 |
| 玄関框に食害 | 玄関だけが被害範囲 | 土間・基礎・周辺木部 |
| 1階床に異常 | 真下だけにシロアリがいる | 蟻道・基礎・木材の連続性 |
| 基礎に蟻道 | そこが巣である | 蟻道の上下と到達先 |
| 2階で異変 | 地中とは無関係 | 種類・建物全体の経路 |
| 窓際に羽アリ | 必ず家から発生した | 発生位置・数・種類 |
つまり、「症状の場所を見る調査」ではなく、「症状から侵入経路を追う調査」が重要になります。
シロアリの侵入経路が疑われるチェックポイント
次の項目は、シロアリを断定するものではありません。
侵入経路を確認するための手掛かりです。
- 基礎に土を細長く盛ったような筋がある
- 地面から土台方向へ続く蟻道らしいものがある
- 配管とコンクリートの境目に土が付着している
- 基礎のひび割れ付近に蟻道がある
- 玄関ポーチと建物との境目に蟻道がある
- ウッドデッキから建物側へ蟻道が続いている
- 室内の同じ隙間から羽アリがまとまって出た
- 床下の木材に蟻道や蟻土がある
- 乾いた砂粒状のものが木材下へ繰り返し落ちる
- 過去のシロアリ施工箇所・範囲が分からない
特に蟻道は、地中から建物へ侵入するシロアリを確認する代表的な手掛かりです。
ただし、調査前にすべて壊してしまうと、どの方向から構築されているのか確認しにくくなる場合があります。
まず写真を残してください。
基礎の蟻道や配管まわりの異変を見つけても、無理に床下へ入る必要はありません。
「これが蟻道なのか分からない」という段階でもご相談いただけます。
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シロアリの侵入経路は自分でどこまで確認できる?
安全な場所であれば、建物外周から確認できることがあります。
自分で確認しやすい範囲
- 建物外側の基礎
- 玄関ポーチ周辺
- 勝手口周辺
- ウッドデッキと建物の接続部分
- 外部配管周辺
- 羽アリが出た場所
- 床や窓際に落ちた羽
写真を撮る場合は、「異変のアップ」だけでなく、「建物のどの位置なのか分かる少し離れた写真」も残しておくと確認しやすくなります。
無理に確認しない範囲
- 狭い床下
- 暗く足場が分からない場所
- 配線・配管が密集した場所
- 床が大きく沈んでいる場所
- 点検口から遠い床下
- 身体が戻れなくなる可能性がある場所
侵入経路を探すために、無理に床下へ入る必要はありません。
現地調査では「侵入口候補を線でつなぐ」
シロアリ調査では、1か所の蟻道だけを見て終わらせるのではなく、建物の構造と合わせて侵入経路を確認します。
例えば、
- 地面
- 基礎外周
- 配管貫通部
- 床下
- 土台
というように、見つかった痕跡を連続して確認します。
主な確認ポイントは、
- 蟻道が始まっている方向
- 蟻道が到達している木部
- 配管貫通部
- 基礎の打継ぎ
- 玄関土間との境界
- 基礎外周
- 増築部分
- 基礎断熱材まわり
- 見えていない区画
- 過去の施工範囲
です。
そして重要なのが、「確認できた場所」「侵入経路の可能性がある場所」「構造上確認できなかった場所」を分けることです。
すべての住宅ですべての侵入経路を目視できるとは限りません。
だからこそ「見えなかった=問題なし」とは判断せず、未確認部分を明確にします。
プログラントが現地調査で行うこと・その場で断定しないこと
| 行うこと | その場で安易に断定しないこと |
|---|---|
| 基礎・蟻道を確認 | 蟻道が1本=被害はそこだけ |
| 配管・打継ぎを確認 | 配管がある=そこから侵入 |
| 発生場所を記録 | 羽アリ=必ず室内から発生 |
| 木部まで経路を追う | 床の沈み=必ずシロアリ |
| 未確認範囲を分ける | 見えない場所=異常なし |
| 写真で状況を記録 | 写真だけですべてを確定 |
症状だけで原因を決めず、建物の構造と痕跡を照合して判断することが重要です。
熊本・佐賀・福岡で侵入経路を見るときのポイント
熊本・佐賀・福岡でも、建物ごとに基礎形式、築年数、増改築、水まわり、床下構造は異なります。
そのため、
「九州だからこの経路」
と一律には判断できません。
また、日本で建築物を加害する主なシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリで、イエシロアリは温暖な地域を中心に分布しています。
熊本・佐賀・福岡の住宅でも、
- 地中からの経路
- 基礎外周
- 打継ぎ
- 配管貫通部
- 玄関周辺
- 建物外周
を建物ごとに確認することが大切です。
地域だけで危険度を断定せず、その住宅の構造と現状を確認します。
よくある誤解
「コンクリートをシロアリが食べて侵入する」
通常、確認すべきなのはコンクリート自体を餌として食べることではなく、コンクリート周辺の隙間や打継ぎ、配管貫通部などを移動経路として利用する可能性です。
「コンクリート基礎なのになぜ?」という場合は、基礎そのものだけでなく取り合い部分を確認します。
「ベタ基礎なら侵入できない」
ベタ基礎でも侵入可能性がなくなるとは断定できません。
打継ぎ、配管貫通部、玄関まわりなど、地中側から木部までつながる経路がないかを確認します。
「蟻道を見つけた場所が巣」
蟻道は移動経路の手掛かりです。
その場所そのものが巣とは限りません。
上下・周囲を確認し、どこからどこへ続いているのかを見る必要があります。
「羽アリが窓にいたから窓から家へ侵入した」
外から飛来した可能性もありますが、建物内部から出て窓の明るい方向へ集まっている可能性もあります。
発見場所だけでは判断できません。
「基礎に蟻道がなければシロアリはいない」
蟻道は重要な手掛かりですが、すべての種類・すべての被害で同じように見えるとは限りません。
特に乾材シロアリは地下シロアリとは生態が異なります。
相談前に残しておきたい情報
シロアリらしい異変を見つけた場合は、次の情報があると状況確認に役立ちます。
- 最初に発見した日
- 建物のどの場所か
- 屋内か屋外か
- 蟻道らしいものの全体写真
- 蟻道のアップ写真
- 羽アリの場合は虫体の写真
- 羽アリが出た時間帯
- 何匹程度・どの範囲に出たか
- 過去の防蟻施工時期
- 保証書や施工記録の有無
- 増築やリフォームの有無
写真を送る場合は、「異変そのもの」+「どこにあるか分かる写真」の2種類があると確認しやすくなります。
プログラントのシロアリ調査
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡でシロアリの現地調査・お見積りに対応しています。
調査から施工まで完全自社施工で対応し、建物状況に合わせて、
- 侵入経路
- 蟻道
- 被害範囲
- 基礎まわり
- 配管周辺
- 床下
- 確認できない区画
を整理します。
施工を行った場合は、写真付き施工完了報告書に対応し、施工内容に応じて保証書を発行しています。
保証期間・保証範囲・適用条件は、建物状況や施工内容等によって異なるため、契約前にご確認ください。
パーフェクトウォール・エクリプスプロテクターについて
プログラントでは、
パーフェクトウォール=独自封鎖技術
エクリプスプロテクター=独自衛生対策
として取り扱っています。
これらはシロアリ防除そのものと同一の施工ではありません。
現地調査で害獣の侵入口や衛生面の問題など、シロアリとは別の問題が同時に確認された場合は、必要な施工を分けてご説明します。
ご相談から施工後までの流れ
1.お問い合わせ
電話・LINE等からご相談ください。
2.現地調査
蟻道、基礎、床下、配管、木部など、症状に応じて必要な場所を確認します。
3.調査結果のご説明
確認できた場所、侵入経路として考えられる場所、確認できなかった範囲を整理してご説明します。
4.お見積り
建物状況・被害状況・施工範囲に応じてお見積りします。
5.ご契約・施工
内容をご確認いただいたうえで施工します。
6.写真付き施工完了報告書
実施した施工箇所・内容を写真で確認できる形でご報告します。
7.保証書・アフターフォロー
施工内容に応じて保証書を発行します。
保証内容は施工条件によって異なるため、事前にご確認ください。
シロアリはどこから来る?よくある質問
Q1.シロアリはどこから家に入ってくるのですか?
住宅を加害する代表的なヤマトシロアリ・イエシロアリは、一般に地中から建物へ侵入することが多くあります。基礎表面に蟻道をつくるほか、コンクリートの打継ぎ、配管貫通部、玄関まわりなどの隙間を移動経路として利用する場合があります。どこで発見したかだけでなく、地面側から木部までつながる経路を確認することが重要です。
Q2.シロアリはコンクリートの中から来るのですか?
コンクリートを木材と同じように餌として食べることを前提に考えるのではなく、打継ぎ部、配管貫通部、ひび割れなどに生じた隙間を侵入経路として利用する可能性を確認します。実建物を模した研究でも、配管貫通部やコンクリート周辺のわずかな隙間を経由した侵入が報告されています。
Q3.ベタ基礎ならシロアリは入れませんか?
ベタ基礎は地面の広い範囲をコンクリートで覆いますが、シロアリ侵入の可能性が完全になくなるわけではありません。配管貫通部、スラブと立ち上がりの打継ぎ、玄関ポーチとの境界などを確認します。基礎形式だけではなく、地中側から木部へ到達できる経路の有無を見ることが重要です。
Q4.配管からシロアリが入ることはありますか?
配管そのものを通るという意味ではなく、配管と基礎・スリーブ管などの間に生じた隙間が侵入経路になる場合があります。給水・排水などの基礎貫通部は床下調査で確認したいポイントの一つです。配管周辺に土の付着や蟻道らしいものがある場合は、むやみに崩さず位置が分かる写真を残してください。
Q5.玄関からシロアリが入ることはありますか?
玄関ポーチや勝手口など、基礎本体と後から施工した部分との取り合いが侵入経路になる場合があります。玄関框に被害が見つかった場合でも、框そのものだけを見るのではなく、土間、基礎、床下側とのつながりを確認します。
Q6.2階でシロアリを見つけても地面から来ているのですか?
種類や建物状況によって異なります。地下シロアリでは地中側から侵入して建物内を移動している可能性がありますが、アメリカカンザイシロアリなど乾材シロアリでは前提が異なります。「2階だから地中とは無関係」とも「必ず床下から」とも断定せず、種類と建物全体の状況を確認します。
Q7.外から羽アリが飛んできただけでも家に巣を作りますか?
外から羽アリが飛来したという事実だけで、住宅内部にシロアリ被害があるとは判断できません。種類、発生時期、数、発見場所、室内の特定箇所から出ているかなどを確認します。羽アリを見つけた場合は、虫体・羽・発生場所が分かる写真を残しておくと判断材料になります。
Q8.調査すれば侵入経路を必ず特定できますか?
蟻道、基礎、配管、打継ぎ、玄関、木部などを確認することで侵入経路を把握できる場合がありますが、すべての住宅ですべての経路を完全に目視できるとは限りません。床下へ入れない区画、壁内部、仕上げ材で隠れている部分などもあります。「確認できた範囲」と「確認できなかった範囲」を分けて説明してもらうことが重要です。
要点まとめ|シロアリは「見つけた場所」ではなく侵入経路を確認する
シロアリが家へ入る経路を考えるときは、
- 発生・生息側
- 侵入点
- 移動経路
- 発見場所
を分けることが重要です。
ヤマトシロアリやイエシロアリでは地中から建物へ侵入するケースが多く、
- 基礎外周
- 打継ぎ部
- 配管貫通部
- ひび割れ等の隙間
- 玄関・勝手口
- 基礎断熱材周辺
- 外周木部
などを確認します。
一方、乾材シロアリでは侵入の考え方そのものが異なります。
したがって、
「シロアリがどこにいたか」
だけを見るのではなく、「何の種類が、どこから建物へ入り、どこまで移動している可能性があるのか」を確認することが重要です。
熊本・佐賀・福岡でシロアリの侵入経路が気になる方へ
- 基礎に蟻道のようなものがある
- 配管まわりに土が付いている
- 玄関の木部が気になる
- ベタ基礎なのにシロアリが心配
- 家の中から羽アリが出てきた
- シロアリがどこから入ったのか調べたい
このような場合は、原因が分からない段階でもご相談ください。
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調査後は確認した状態をご説明し、必要な場合は建物状況に合わせた施工をご提案します。
施工した場合は写真付き施工完了報告書に対応し、施工内容に応じた保証書を発行します。
保証期間・適用範囲は建物状況や施工内容等によって異なるため、事前にご確認ください。
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運営会社情報
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代表取締役:藤井靖光
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