家を建てる前のシロアリ対策|シロアリに強い家をつくる7つのポイント

家を建てる前のシロアリ対策で大切なのは、「ベタ基礎だから安心」「ヒノキを使えば大丈夫」と、一つの材料や工法だけで判断しないことです。
新築時だからこそ確認できるのが、基礎、配管、水分の入り方、床下の点検性、防蟻施工、施工写真など、完成後には見えにくくなる部分です。
シロアリに強い家を考えるなら、「侵入しにくくする」「異常を見つけやすくする」「問題が起きたときに確認・修正しやすくする」この3つを家づくりの段階から考えておくことが重要です。
家を建てる前に何をすればいい?
家を建てる前のシロアリ対策では、次の7項目を確認してください。
- 地面と木部の関係
- 雨漏り・漏水などの水分管理
- 基礎・配管まわりの確認性
- 床下の点検性
- 新築時の防蟻施工
- 施工写真・施工記録
- 完成後の維持管理
シロアリ対策は一つの工法だけで完成するものではありません。
建築時の予防と、完成後に異常を見つけやすい住宅づくりを組み合わせることが重要です。
新築前のシロアリ対策について相談したい方へ
株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡でシロアリの現地調査・お見積りに無料で対応しています。
「これから家を建てる」「新築時の防蟻について確認したい」「住宅会社から説明を受けたが、よく分からない」という段階でもご相談ください。
電話相談:0120-778-114
LINE写真相談:LINE写真相談はこちら
シロアリに強い家とは「入らない家」ではなく「管理しやすい家」

シロアリに強い家というと、「絶対にシロアリが入らない構造」を想像するかもしれません。
しかし、住宅は完成した瞬間の状態が永久に続くわけではありません。
生活を始めた後には、
- 雨漏り
- 給排水管の漏水
- 設備交換
- 外構工事
- ウッドデッキの設置
- 浴室やキッチンのリフォーム
- 増築
など、建築時にはなかった変化が起こる可能性があります。
そこで重要になるのが、防ぐ+見つける+直せるという考え方です。
侵入しにくい状態をつくるだけでなく、
「異常が起きたときに確認できるか」
まで考えておくことが、長く住宅を管理するうえで重要になります。
家を建てる前に確認したい7つのシロアリ対策
| 項目 | 家づくりで確認すること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 地面と木部の関係 | 地面側からの経路を管理する |
| 2 | 水分管理 | 雨漏り・漏水を長期間残さない |
| 3 | 基礎・配管 | 将来の確認箇所を把握する |
| 4 | 床下点検性 | 必要な場所へアクセスできるようにする |
| 5 | 新築時防蟻 | 完成前に内容を確認する |
| 6 | 施工記録 | 将来確認できる証拠を残す |
| 7 | 維持管理 | 完成後の住宅変化へ対応する |
重要なのは、7項目のどれか一つではありません。
住宅の構造や計画に合わせて、複数の対策を組み合わせて考えます。
1.地面から木部までの経路を意識する
シロアリ対策では、「何の木材を使うか」だけではなく、「地面から住宅の木部まで、どのような経路ができる可能性があるか」という視点が重要です。
例えば、住宅完成後に基礎周辺へ、
- 不要な木材
- 薪
- 古い杭
- 木片
- 段ボール
- 収納物
などを長期間置くと、基礎周辺が確認しにくくなる場合があります。
家づくりの段階では、
「完成後も基礎の外周を確認できるか」
まで意識しておくとよいでしょう。
シロアリ対策では、侵入しにくくすることに加えて、侵入の兆候を見つけやすい状態を維持することも重要です。
2.「湿気」だけではなく水分の原因を管理する
「床下が湿っているとシロアリが来る」という説明だけで考えるのは十分ではありません。
大切なのは、なぜ水分があるのかを確認できる住宅にすることです。
住宅では、
- 屋根からの雨漏り
- 外壁からの雨水侵入
- 給水管の漏水
- 排水管の漏れ
- 浴室まわり
- 洗面所
- キッチンまわり
- 結露
など、さまざまな原因で水分が発生する可能性があります。
そのため、
- 水分を見つける
- 原因を確認する
- 必要な修理を行う
- その後の状態を確認する
という流れが重要です。
単に「床下を乾燥させれば安心」という考え方ではなく、水分の発生原因そのものを確認できる住宅にしておきましょう。
3.ベタ基礎でもシロアリ対策が不要になるわけではない
「ベタ基礎ならシロアリ対策はいらないですか?」という質問は少なくありません。
シロアリ対策の観点では、ベタ基礎は有利な要素の一つです。
ただし、ベタ基礎=シロアリ対策不要ではありません。
住宅には、
- 配管貫通部
- 基礎の取り合い
- コンクリートの打継ぎ部分
- 玄関まわり
- 増改築部分
- ひび割れ等
など、将来確認したい場所があります。
そのため基礎形式だけを見るのではなく、
「シロアリが侵入するとしたら、どこを確認するのか」
を建築時から把握しておくことが大切です。
「ベタ基礎か布基礎か」だけで住宅を決めない

シロアリ対策だけを考えるのではなく、住宅の基礎は、
- 建物構造
- 地盤
- 耐震性
- 設計
- 施工条件
- 費用
などを含め、住宅会社・設計者が総合的に判断するものです。
シロアリの観点では、「基礎形式に関係なく、どこを将来確認できるのか」を確認してください。
4.床下は「入れるか」より「必要な場所まで行けるか」
床下点検口があれば、それだけで点検しやすい住宅とは限りません。
実際の床下では、
- 基礎によって区画されている
- 配管が通行を妨げる
- 設備の下へ行けない
- 増築部分へ移動できない
- 確認したい場所まで到達できない
ということがあります。
重要なのは点検口の数ではありません。
確認したいのは、「点検口から床下のどこまで行けるのか」です。
新築時には住宅会社へ、「この床下点検口から、基礎や水回り、配管まわりまで確認できますか?」と聞いておくことをおすすめします。
点検性はシロアリだけのためではない
床下を確認しやすい住宅は、シロアリ対策以外にも役立ちます。
例えば将来、
- 給排水管
- 漏水
- 木部の状態
- 設備
- 床下の異常
などを確認するときにも、点検性が重要になります。
住宅の寿命を考えるうえでも、「見えない場所を将来確認できること」は大切な設計要素です。
5.新築時の防蟻施工は「完成後」に確認しない
新築住宅では、完成すると床や壁によって見えなくなる部分があります。
そのため、防蟻施工についても完成してからではなく、施工前・施工中に確認してください。
住宅会社・施工会社へ最低限確認したいのは、
- どのような防蟻方法を採用するのか
- どの範囲を施工するのか
- いつ施工するのか
- 施工後の記録が残るのか
です。
公益社団法人日本しろあり対策協会でも、シロアリ被害では予防と早期発見が重要であり、新築時は防蟻施工を行いやすいことが案内されています。
具体的な薬剤の種類や処理方法については、住宅仕様によって異なるため、採用する防蟻方法を住宅会社・施工会社へ確認してください。
6.「防蟻施工をした」ではなく記録を残す
数年後、「新築時にシロアリ対策をしたはずですが、何をしたのか分かりません」という状態にならないことが大切です。
できれば、
- 施工年月日
- 施工会社
- 施工した場所
- 採用した防蟻方法
- 施工写真
- 施工報告書
- 保証書
などを住宅関係書類と一緒に保管してください。
記録があれば、「いつ」「どこへ」「どのような施工をしたのか」を将来確認しやすくなります。
特に残しておきたいのが「施工写真」
新築時は、住宅完成後には見えなくなる部分を撮影できる貴重な時期です。
可能であれば、
- 基礎
- 配管貫通部
- 防蟻施工箇所
- 床を閉じる前の状態
- 水回り周辺
などの写真を保存しておきましょう。
写真は、「施工した証拠」というだけではありません。
将来、
- 点検
- 修理
- リフォーム
- 設備交換
を行う際の判断材料としても役立ちます。
7.新築時のシロアリ対策は「完成して終わり」ではない
住宅は完成後も変化します。
例えば、
- ウッドデッキを追加した
- 外構を変更した
- 給排水管を交換した
- 浴室をリフォームした
- 増築した
- 雨漏りが発生した
- 漏水があった
という変化が起こる可能性があります。
そのため、新築時の防蟻施工だけを記録するのではなく、「完成後に住宅の何を変更したか」も残しておくことをおすすめします。
新築時の状態と現在の状態を比較できれば、将来の点検もしやすくなります。
家づくりの段階ごとに確認するシロアリ対策
| タイミング | 確認すること | 残しておきたいもの |
|---|---|---|
| 設計時 | 基礎・床下点検性・水回り | 図面・仕様 |
| 基礎工事 | 基礎形状・貫通部 | 写真 |
| 配管工事 | 給排水管の位置 | 写真・図面 |
| 防蟻施工 | 方法・範囲・施工日 | 写真・施工記録 |
| 床を閉じる前 | 将来見えなくなる部分 | 写真 |
| 引き渡し | 防蟻施工内容 | 報告書・保証書 |
| 入居後 | 漏水・増改築等の変化 | 修理・工事記録 |
新築時には、「今問題がないか」だけでなく、「10年後でも確認できるか」という視点を持ってください。
新築前に住宅会社へ聞いておきたい10の質問

家を建てる前に、次の10項目を確認しておくと整理しやすくなります。
- 新築時の防蟻方法は何ですか?
- どの範囲へ施工しますか?
- 防蟻施工はいつ行いますか?
- 基礎の配管貫通部はどのようになっていますか?
- 玄関まわりはどのように防蟻を考えていますか?
- 床下点検口からどこまで移動できますか?
- 給排水管を将来確認できますか?
- 施工中の写真を残せますか?
- 防蟻施工報告書や保証書は発行されますか?
- 増築・リフォームをした場合、どこを再確認すべきですか?
ポイントは、「今の説明を理解する」だけではありません。
数年後にも確認できる記録が残るかどうかまで聞いておきましょう。
シロアリに強い家づくりチェックリスト
- 地面と木部の関係を確認した
- 基礎まわりを完成後も確認できる
- 配管が基礎を通る場所を把握している
- 漏水時に配管を確認できる
- 玄関など確認しにくい部分を把握している
- 床下へ点検できる入口がある
- 床下の主要な場所へ移動できる
- 新築時の防蟻方法を確認した
- 防蟻施工範囲を確認した
- 防蟻施工写真を残す
- 施工報告書・保証書を保管する
- 増築・リフォーム時にも再確認する
すべてにチェックが付かなければ「シロアリに弱い家」という意味ではありません。
分からない項目を見つけ、「誰に何を確認するか」を整理するためのチェックリストです。
シロアリに強い家で避けたい5つの思い込み
| よくある思い込み | 実際に考えたいこと |
|---|---|
| ベタ基礎なら大丈夫 | 基礎・配管・玄関等も確認する |
| ヒノキなら大丈夫 | 木材だけで判断しない |
| 鉄骨なら大丈夫 | 木質部分や侵入経路も確認する |
| 床下が乾いていれば大丈夫 | 防蟻とは別に考える |
| 新築時に施工したから終了 | 完成後の住宅変化も確認する |
シロアリ対策を、「一つの材料」「一つの設備」「一回の施工」だけで完結させないことが重要です。
ヒノキを使えばシロアリ対策は不要?
不要とは言えません。
木材は、樹種や使用部位によってシロアリへの抵抗性に違いがあります。
しかし、「ヒノキだから防蟻対策はいらない」とは考えない方がよいでしょう。
シロアリ対策では木材だけでなく、
地面
基礎
配管
水分
点検性
防蟻施工
を組み合わせて考える必要があります。
鉄骨・RC住宅ならシロアリは関係ない?
鉄骨住宅やRC住宅でも、「シロアリとは無関係」とは一律に言えません。
住宅内部には木質材料が使用される場合があります。
また、シロアリの確認では、
- 基礎
- 配管
- 玄関
- 木質部分
- 地面から建物までの経路
などを見ます。
建物構造だけを理由にシロアリ対策の要否を判断しないことが大切です。
リフォームするときは「閉じる前」が確認のチャンス
新築後、浴室やキッチン、床などをリフォームすることがあります。
リフォームで床や壁を開けたときは、普段見えない部分を確認できる機会になります。
もし、
- 蟻道のような跡
- 木材の食害
- 腐朽
- 漏水跡
などが見つかった場合は、原因を確認してから仕上げることが重要です。
リフォーム前点検については専門ページで詳しく確認してください。
このページでは、新築時か「将来リフォームするときにも再確認する」という考え方だけ覚えておいてください。
熊本・佐賀・福岡で家を建てる場合も、住宅ごとの確認が基本

株式会社プログラントは熊本・佐賀・福岡でシロアリ防除に対応しています。
ただし、
「熊本だからこの工法」
「佐賀だからこの設備」
「福岡だからこの対策」
と県名だけで一律に判断するものではありません。
同じ地域でも、
- 敷地
- 基礎
- 水回り
- 住宅構造
- 配管
- 外構
- 点検性
は一棟ごとに異なります。
地域性は判断材料の一つとして考え、最終的にはその住宅の状態や設計を確認することが重要です。
家を建てる前のシロアリ対策に関するよくある質問
Q1. ベタ基礎ならシロアリ対策をしなくても大丈夫ですか?
いいえ、「ベタ基礎だからシロアリ対策は不要」とは言えません。シロアリ対策の観点ではベタ基礎は有利な要素ですが、配管貫通部、基礎の取り合い、打継ぎ、玄関周辺など確認したい場所があります。基礎形式だけで判断せず、新築時の防蟻施工と完成後の点検性を合わせて確認してください。
Q2. ヒノキを使えばシロアリに食べられませんか?
特定の木材だから絶対に被害を受けないとは言えません。木材には樹種や部位による耐蟻性の違いがありますが、住宅全体の対策を木材だけに依存しないことが重要です。地面、基礎、配管、水分、防蟻施工、点検性などを組み合わせて考えてください。
Q3. 新築時の防蟻施工はいつ確認すればいいですか?
住宅会社との打ち合わせ段階から確認することをおすすめします。完成後には見えなくなる部分があるため、「どの方法を採用するのか」「どこを施工するのか」「いつ施工するのか」「写真や施工記録が残るのか」を工事前に確認しておくと、引き渡し後も施工内容を把握しやすくなります。
Q4. 床下点検口があれば十分ですか?
点検口があるだけでは判断できません。重要なのは、点検口から床下の主要な区画や配管、水回り付近まで実際に移動できるかどうかです。新築時には住宅会社へ「この点検口からどこまで点検できますか?」と具体的に確認しておくことをおすすめします。
Q5. 防蟻施工の写真は残した方がいいですか?
はい。施工写真は将来の点検、再施工、リフォーム時の判断材料になります。特に基礎、配管貫通部、防蟻施工箇所、床を閉じる前など、完成後には確認しにくくなる場所の写真は住宅関係書類と一緒に保管しておくと確認しやすくなります。
Q6. 新築時に防蟻をすれば、その後は何もしなくていいですか?
住宅は完成後も状態が変化するため、新築時の対策だけで管理が終わるわけではありません。雨漏り、漏水、設備交換、外構変更、増築、リフォームなどがあれば、新しい確認箇所が生まれる可能性があります。施工記録を残し、住宅の変化に合わせて確認することが重要です。
Q7. 鉄骨住宅ならシロアリ対策は必要ありませんか?
一律には言えません。鉄骨住宅でも住宅内部に木質材料が使われる場合があり、基礎や配管、玄関などが確認対象になることがあります。「鉄骨だから関係ない」と決めつけず、その住宅でどこに木質材料があり、どこを点検できるのか確認してください。
Q8. 家を建てる前でもシロアリ業者へ相談できますか?
はい。株式会社プログラントでは熊本・佐賀・福岡でシロアリのご相談に対応しています。住宅の構造設計そのものは住宅会社・設計者の専門領域ですが、「新築時にどのような防蟻確認をしておけばよいか」「どの部分を記録として残しておくとよいか」といった防蟻の観点からご相談いただけます。
まとめ|シロアリに強い家は「防ぐ・見つける・直せる」
家を建てる前のシロアリ対策では、
- 地面と木部の関係
- 水分管理
- 基礎・配管の確認性
- 床下の点検性
- 新築時の防蟻施工
- 施工写真・記録
- 完成後の維持管理
を確認してください。
大切なのは、「シロアリを絶対に入れない方法」を探すことではありません。
侵入しにくくする。
異常があれば見つけやすくする。
問題が起きたら確認・修正できる。
この3つを、新築時から考えておくことです。
家が完成すると見えなくなる部分が増えます。
だからこそ、家を建てる前・建築中に確認できることを確認し、写真や書類として残しておきましょう。
新築前のシロアリ対策について相談する
「住宅会社の防蟻説明がよく分からない」
「家を建てる前に確認しておくことを知りたい」
「リフォーム前に現在の状態を確認したい」
という段階でもご相談ください。

株式会社プログラントでは、熊本・佐賀・福岡でシロアリの現地調査・お見積りに無料で対応しています。
電話相談:0120-778-114
LINE写真相談:LINE写真相談はこちら
運営:株式会社プログラント
代表取締役:藤井靖光
シロアリ対策をもっと詳しく(関連ページ)
まず全体像から:シロアリ比較ガイド/シロアリQ&A/シロアリ駆除・予防トップ
新築・予防:新築時のシロアリ予防(着工前の確認)/シロアリ予防は本当に必要?/シロアリ予防処理とは
無料相談:LINEでシロアリ調査を相談する




















