床下環境改善 床下の湿気を取り除きましょう
日本の夏はとても蒸し暑く、日本全国の7月の平均湿度は
75%以上、地域によっては90%を超えるなど高温多湿です。
昔の住宅は、自然素材を使用していたことや隙間が多かったことなどから
高温多湿である日本の気候風土に非常に合ったものであり、
部材が露出し、風通しもよく日常的なメンテナンスも容易に出来る造りでした。
近年の住宅は、現代的なデザインや耐震性を重視したもの、快適化等が進み、
床下がない住宅や、床下の換気口が小さな造りなど
床下の通気が出来ないような住宅が増加しています。
もともと床下は、外気温との温度差によって自然に換気ができ、
日々大量の空気が自然換気によって入れ替わっています。
通気さえ出来れば問題はないのですが、もともと住宅に設けてある
床下換気口は、風通しを良くすることを前提につくられてきたはずが、
現代の床下の狭い住宅や、コンクリートの布基礎でほとんどの部分が覆われ
なかなか簡単に通気が行えないような状態になっているのが現実です。
最近の住宅では厳選した建材の使用や、建築基準法の改正により、
強制的に室内の空気の入れ替えを、自動的に行う24時間換気システムによって
湿気をコントロールしていますが、快適で長持ちする住宅にするには
「床下環境」を整えることが重要なのです。
床下の湿気と生活の関係
床下が湿気が多いと、どのようなことが生じるのでしょうか?
床下は室内よりも普段の温度が4~5℃低くなっています。
そのため、同じ空気でも外気との温度差で湿度が高くなります。
日本の夏場の平均湿度は75%以上。
その湿度よりも湿度が上昇するということは、
カビやダニの繁殖、腐朽菌の活動が活発になり、白蟻が好む環境でもあります。
カビや腐朽、白蟻の被害が発生しやすいと言えるでしょう。
さらに床下の湿気は、単に床下の問題だけでは済まないことが多くあります。
床下の湿気が多い場合の影響 | |
室内への影響 | 床下への影響 |
床材・畳などに侵入 | 床材・土台材の水分量が増加 |
↓ | ↓ |
畳やじゅうたん等床部や 押入れが湿気る |
カビ・結露・腐朽菌の発生 |
↓ | ↓ |
各箇所に結露・カビ・ダニの発生 | 土台や柱等の腐朽・ シロアリが好む環境へ |
↓ | ↓ |
人やペットへの健康被害 | 家屋の損傷 |
床下の湿気は室内へと床材を通り抜け上がっていき、
畳やじゅうたんなどを湿気させ、押し入れの中にまで入りこみます。
床下の環境は悪化し、その影響は室内にまでおよび
室内でもカビやダニが繁殖し、喘息などアレルギー性の病気を引き起こすなど
人体への影響にも関わってくることもあります。
(見えない床下で起こっている結露・カビ・腐朽の被害についてはコチラ)
(住宅で発生するカビの種類と健康被害についてはコチラ)
床下での湿気は、カビや腐朽、白蟻被害で建物の寿命を縮めるほか、
普段生活する室内などの生活空間に非常に密接した関係となっています。
床下の環境を改善しよう!
床下の湿気は室内にも影響を及ぼします。
床下の環境を改善することで、ダニやカビの発生条件を低下させ、
白蟻が好む空間を作らないほか、ご家族の健康にも役立ちます。
湿気のこもりやすい空間である床下の問題を解決するには、
湿気を強制的に排除する方法が最も適していると言えます。
床下の湿気対策として行えることは以下の通りです。
床下の湿気対策 | |
換気口 | 耐震性に問題が発生しないよう注意しながら 新たに換気口を設けたり、 換気口を大きくしたりし、通気をよくする。 |
点検 | 床下にもぐる専門の業者での定期的な点検により、的確なアドバイスをもらえる。 何らかの被害が発生している場合も 早期に発見することが出来る。 |
床下換気扇 | 換気口からの自然換気だけでは十分ではない場合 など、強制的に湿った空気を排出し、 風の流れをつくりだす。 |
床下除湿機 | 床下にたまっている湿気を水に換えて排水する。 特に湿気が多い水廻りの床下に最適。 |
調湿材 | 半永久的に繰り返し吸放質が可能。 周囲の湿度が高い場合は湿気を吸収し、 乾燥時には湿気を排出する。 |
ビニールシート | 手軽で安価な方法。 しかし通気口が十分にある場合のみ有効。 |
床下の湿気の具合や、建物の構造に応じて上記の表のような対策をしたり、
併用したりすることにより、床下の環境改善に大きな効果を発揮します。
もともと自然に換気できれば何の問題もありませんが、
通気しにくい状態の建物や、一度湿気が多くなってしまった床下では、
湿気を含んだ空気というのは重いため、湿気が停滞しがちです。
定期的な点検を行うことはもちろん、
換気扇や除湿機で強制的に湿気を排除することで
床下や室内に及ぼされる影響を少なくすることが出来ます。
(床下の湿気は室内まで侵入。あなたの家は大丈夫?についてはコチラ)
床下換気扇の使用
床下換気扇とは、床下の湿った空気を強制的に排除し、
空気の流れをつくり、湿った空気を停滞させません。
床下に強制的に風を送り、湿気を追い出すことで
結露の解消や、床下の木材等を腐らせにくくします。
さらに白蟻やなどの害虫は湿気を好むため、
強制的に湿気を取り除くことで害虫の発生条件を低下させることが出来ます。
※湿気対策が直接シロアリ対策になるわけではありません。
あくまでも白蟻が好む環境をなくすということです。
床下の湿気は、床下に空気の流れさえつくってあげれば
ある程度は緩和され、さまざまな問題を解決してくれます。
床下除湿機の使用
床下除湿機とは、特に湿気の多い床下に最適です。
床下にたまっている湿気を水に換えて排水します。
基礎などのコンクリート建材にも水蒸気は含まれているので、
浴室、台所等の水廻り部の床下に最適で、
カビやダニ、白蟻などを予防する防虫効果、結露防止、
木材腐朽菌の抑制などさまざまな効果を発揮します。
床下の湿度を低下させることで、さまざまな問題を解決し、
快適な空間へすること、また家を長持ちさせることへ繋がります。
自分で出来る床下の湿気度チェック
定期的に床下の調査や点検等行うことが一番ですが、
日常生活の中でもご自身で床下の湿気状況をチェックしてみましょう。
床下の湿気度 セルフチェック14項目 | |
□ | 畳を触るとジトジトしている |
□ | 畳にカビが生える |
□ | 押入れの布団やシーツが湿っぽい |
□ | 押入れやクローゼット内にカビが生える |
□ | 衣類にカビが生えたことがある |
□ | 床がブカブカしていたり、沈んだりする |
□ | 床下点検口、床下収納からカビのニオイがする |
□ | 床下換気口を植木やエアコンの室外機などでふさいでいる |
□ | 床下換気口の辺りからカビのニオイがする |
□ | 浴室など水廻りのタイルや目地が剥がれている |
□ | 敷地が周辺の土地に比べて低く、上の土地や道路から雨水が流入する |
□ | 雨が降った後、庭や周りに長い間水がたまることがある |
□ | 日当たりが良いのに、庭や塀などに苔が生える |
□ | 庭の土がいつも湿っている |
上記の表で2つ以上チェックがついた住宅は、
床下の湿気対策が十分ではない上、その他の条件も重なり、
床下の湿気が非常に多い場合があります。
また、これらの事以外にも問題が生じている可能性があります。
「自分では床下のチェックは出来ない」という方、
「一度点検を受けてみたい」「床下の湿気の状況が気になる」という方など
一度床下点検・調査を行い、適切なアドバイスや適切な処置方法を
ご提案させていただき、家を守るお手伝いをいたします。
お電話、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
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点検についてはシロアリ防除の資格保有者がお伺い致します。
デジカメで床下の状況を写真に撮り、テレビで確認が出来、
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