5月から6月頃はムカデが多く発生します!
冬を越したムカデが活動を再開し始める頃です。
ムカデは主に春から秋にかけて発生し活動しています。
ムカデが活発に活動する時期 | |
5月~6月頃 | 産卵期のため |
9月~10月頃 | 子ムカデが成長する時期のため |
ムカデは外気温15℃以上で活動することが出来ます。 |
ムカデが発生し、被害が多くなるのも活発に活動している時期と同じで、
産卵期の5、6月頃と子ムカデが成長し親離れする9、10月は
家の中への侵入も非常に多くなり、特に注意が必要な時期です。
子ども達が夏休みに入る頃には、暑さのため活動は控えめになります。
ちなみにムカデは冬の間は何をしているのでしょうか…?
外気温が15℃以上あると活動することが出来るムカデは、
寒くなる冬の間は、基本的には土の中や石の下や隙間などの
人目につかない暗くて湿気の多い場所で冬眠しています。
⇈石の下で冬眠しているムカデ
ムカデの1年の様子 | |
5月~6月頃 | 草むらや石の下、落ち葉の下などで産卵。 一度に10~50個ほどの卵を産む。 子供が脱皮を繰り返すまでエサは食べずに子を守る。 (ムカデ被害が多い時期) |
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8月頃 | 猛暑日など暑い日には活動が鈍る |
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9月~10月頃 | 子ムカデは2回の脱皮をし、 自力でエサを捕れるようになると親離れする。 (ムカデ被害が多い時期) |
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11月頃 | 気温が15℃以下になってくると冬眠しだす。 |
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4月頃 | 暖かくなってくると活動開始。 |
冬の間は土の中にもぐったり、木の隙間で寒さをしのぎながら冬眠しますが、
寒さをしのぐ場所が家の中の場合もあります。
ムカデは非常に小さな隙間でも侵入することが出来るため
特に古い木造の建物などは簡単に侵入されてしまいます。
それではムカデを発見してしまった場合どうすればいいのでしょうか?
家の中でムカデを発見した場合
ムカデは3階くらいの高さであれば、余裕で絶壁をのぼります。
エレベーターでヒトや荷物についてくる場合もあり、
最近ではアパートやマンションの上階での被害も多くみられます。
ムカデはゴキブリなどのエサを求め家の中に侵入します。
家の中に侵入した後は、基本的には夜間にエサを求めて徘徊します。
※活動時間帯は、必ずしも夜だけではありません。
しかし、簡単にエサを探すことが出来ないムカデは、
エサを捕ることが出来なかった場合、数日で空腹の状態となります。
空腹時は動くものに特に敏感で、動くもの目がけて一目散に飛びつきます。
また水分を求めて、湿気の多い水廻り付近へと移動することが多いようです。
そして、ムカデは餌を食べると動きが鈍くなります。
満腹にならなくてもほとんど動かなくなり、
逆に空腹時は動く物体(エサとなるもの)目がけて猪突猛進します。
そのため、外灯や窓の明かりに蛾など虫が飛んで来ると、すぐに襲いかかります。
家の中でムカデを発見した場合 | |
① 安全を図る | 慌てず、騒がず、噛まれないようにすること。 刺激を与えるとすぐに噛みついてくるため、特に小さなお子様がいる場合は、触らないように注意する。 |
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② 殺虫剤を噴射 | すぐにスプレー式の殺虫剤を噴射する。 スプレーすると暴れ、噛まれる可能性が高いので、ある程度距離を保ってすること! ムカデは生命力が強いため、ムカデ用のスプレーが効果的。 |
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③ 処分 | 動かなくなったのを確認したあと処分する。 素手で触らないように割りばしやトングなどを使用すること。 |
ムカデが発生しやすい地域や、毎年ムカデを見かけるというお宅では
万が一家の中にムカデが侵入してきた時のために、市販されている
殺虫成分の入った殺虫剤や、凍殺する殺虫剤等を常備しておくようにしましょう。
急にムカデが侵入し、殺虫スプレー等がない場合は、
ムカデは熱に弱いため、熱湯をかけることで死んでしまいます。
火傷に注意しながら行うようにしてください。
熱湯をかけられない場所であれば、ボウルやバケツなどに熱湯を用意し、
トングなどでムカデを掴み、熱湯を用意した容器に入れるといいでしょう。
ムカデは非常に早いスピードで、飛びかかってきますので
ムカデをつかむ際は噛まれないように十分注意しましょう。
(春から秋に活動! ムカデ退治とムカデの予防法についてはコチラ)
もしも家の中で見失ってしまったら…
殺虫スプレーや熱湯などで退治できた場合は大丈夫ですが、
ちょっと目を離した隙に…なんてこともあります。
この場合ムカデが隠れたであろう場所が分かる場合は
衣類の殺虫剤などに使用されているナフタリンを近付けると
その成分に反応し、嫌がって出てくることがあります。
それでも発見できなかった場合は、近くに殺虫スプレーやトング等を
準備し、発見次第退治できるような状態にしておきましょう。
また布団の中や靴の中などに侵入している場合もありますので
退治するまでは非常にストレスを感じますが根気よく戦いましょう!
ムカデ被害でお困りの際は一度ご連絡ください。
万が一噛まれてしまった場合は、針で刺されたような激痛が走り、
患部の腫れや痒み、発熱やリンパ腺炎を起こす可能性もあります。
すぐに熱めのお湯(流水)で5分以上に洗い流しましょう。
ムカデに噛まれた時の応急処置 | |
① | すぐにお湯で洗い流す |
② | ステロイド系の外用薬を塗布 |
③ | 必要があれば医療機関へ |
(ムカデに噛まれた時絶対にしてはいけない事と応急処置についてはコチラ)
効果的なムカデ対策をしよう
日本には約130種類のムカデの生息が確認されています。
被害の多い代表的な種は以下の3種です。
ムカデの生態・特徴 | |||
トビズムカデ | アオズムカデ | アカズムカデ | |
写真 | ![]() |
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体長 | 8~15cm 稀に20cmを 超えるものも。 日本最大級 |
約10cm | 4~7cm |
体の特徴 | 個体によって多少 異なり、赤い頭に 黄色い足を持つものや、朱色の頭と足を 持つものなど様々。 |
頭は胴の背面と同じ 暗青色足は黄色から オレンジ色で 個体によっては 青色のものがある。 トビズムカデより 小型でスマート。 |
頭と足が赤色。 (トビズムカデの 頭・足が赤いもの)背面は深いオリーブ色。 |
ムカデは動くものに対し敏感で、
人間を噛んだり、肢の先で皮膚に細かな傷をつけ、毒を皮膚につけます。
KINCHOウルトラがいちゅう大百科より
夜行性で夜になると活発に活動しだし、
家の中のゴキブリや蜘蛛などの昆虫や小動物を捕食しています。
触覚で獲物となる昆虫や小動物の体温を感知して、
驚くべき身体能力で瞬時に飛びかかります。
基本的には石の下や落ち葉の下など多湿な場所を好みます。
これは水を経口する能力が無いため、体の表面から水分を得るためで、
乾燥した場所に長時間いると死んでしまいます。
つまりムカデ対策の基本は
「侵入口をなくす」「生息場所をなくす」
といったムカデが住みにくい環境をつくることです。
住宅周りの雑草や落ち葉などをなくし、瓦礫や廃材などの撤去、
侵入口になりそうな穴や隙間は隙間テープなどを利用し塞ぎましょう。
また、排水溝からの侵入も多く見受けられるため
使用しない場合は出来るだけ栓をしておくようにしましょう。
毎年ムカデが家の中に侵入してくる場合や、家の周辺に生息している場合、
1匹だけでなく何匹も発見する場合などは、
ムカデが生息しやすい環境にあるケースや侵入口が多いケース、
ムカデ対策が出来ていないケースなどさまざまなケースがありますので
ムカデの正しい知識を持つ、専門家による調査を行うことをオススメします。
お困りの際や、ムカデが発生した場合は一度ご連絡ください。
(株)プログラントではお客様第一主義としています。
お客様のご要望に出来るだけ添えられるよう休日・営業時間外でも対応できる体制を整えています。
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