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蜂刺症の現状と症例

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日本では、蜂刺症の対象となる蜂毒を持った種類として

●スズメバチ類 16種
●アシナガバチ類 11種
●ミツバチ類 2種
●マルハナバチ 14種

が生息しています。
日本に生息するハチ類は米国や欧州諸国のハチの種類と比べ、
はるかに多く、このことから蜂毒の種類を多くしているようです。

 

蜂刺症の現状

現在、厚生省に届けられた蜂刺症による死亡者の統計によると
年によって変動はありますが、毎年30~40名以上の人が犠牲になっています。
この中でも特に蜂が活発に活動する7~10月に集中して被害が出ています。

蜂刺症での受診患者のピークは8月で、
7~10月に被害がでている割合は全体の90%を占めているようです。

この時期はスズメバチ・アシナガバチ類では巣が最大規模に達しており
働き蜂の巣を守る防衛行動も高まっています。
ハチ類の相談および駆除の依頼件数は、シラミ類・ダニ類・ねずみ類
などに関する件数を超え過去3年間でトップを占め、10年前と比べ約9倍に増加しています。
このような急激な増加の傾向は、都市部やその近郊での人の居住地域が
スズメバチやアシナガバチ類の生息域に入りこんだり、
以前と比べ人間の野外活動(アウトドアスポーツなど)が盛んになった事、
また小型・中型スズメバチ類の重要な天敵である
オオスズメバチの数が都市部近郊で最近減少しているなどの
要因が関わっていると考えられています。

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蜂刺症はどんな場所で起こっている?

これまでに報告されている死亡例は、

○庭や木の剪定作業中、アシナガバチに刺されショック症状をおこし死亡
○林業関係者が調査中にスズメバチの攻撃を受け意識不明、
医療機関に搬送された時点で心肺停止状態に陥り死亡
○山登りの最中突然スズメバチに数10箇所刺され意識不明になり死亡

などがあります。

この大部分の症例では、致死量を超えた蜂毒による死亡ではなく
抗体が関係したアレルギーが原因と考えられています。
この場合、健康な人に突然訪れる死であり、多くの場合
数10分~数時間で死亡しているようです。

重症例では

○仕事中、山の地質調査にてキイロスズメバチに10数箇所刺され約20分間意識を失った例
○車を運転中に窓からアシナガバチが入りこみ首筋を刺され呼吸困難に陥った例
○トラックを運転中アシナガバチに腕を刺され約10分後運転中に意識が朦朧となった例
○クロスズメバチに背中を刺され、全身に蕁麻疹、呼吸困難を起こし救急外来で治療した例

など様々な症例があります。
農林業に関わる人たちがよりリスクを負っていると考えられますが
わたし達の生活の中で普通に起こりうることなので注意が必要です。

(アナフィラキシーショックについてはコチラ)

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