このたび弊社は2020年10月に佐賀市大和町に「佐賀営業所」を開設する運びとなりました。
これもひとえに皆様方のご愛顧の賜物と深く感謝している次第でございます。
今後はこれまでのようなご不便をかけることなく、より皆様のご要望に添えますようサービス充実を拡大し、よりご満足いただけますよう社員一同心新たに努力いたす所存です。何卒今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社プログラント 佐賀営業所
〒840-0201 佐賀県佐賀市大和町尼寺840-1-102
TEL:0120-778-114
近年、アライグマの生息数は爆発的に増えております。
農作物の被害のほか、人間の生活圏内に侵入し「騒音被害」や「悪臭被害」などを引き起こすケースが増えてきました。
佐賀県のアライグマ捕獲数は年々増加をしています。(2019年は前年より2倍近く!)
生態系にも影響を及ぼす特定外来生物アライグマ。県や自治体でこれ以上個体が増えないよう、必死になって対策を講じています。
見た目はかわいいアライグマですが、いったいどんな生態なのか詳しく知らない人がほとんどだと思います。
そこで今回はアライグマについて詳しくまとめてみました。
目次
アライグマの形態的特徴とは
まずはアライグマについて少し説明します。
アライグマは食肉目アライグマ科に分類される哺乳類です。
名前の由来は、その名のとおり、前足を水中につっこんで獲物を探る姿が手を洗っているようにみえたからだとか。
アニメやイラストでアライグマを見たことはあっても、実物をみたことがない方たちのために、写真と共にアライグマの形態的特徴についてまとめてみました。
体長 | 尾長 | 体重 | 体毛 |
---|---|---|---|
40cm~60cm | 20cm~40cm | 3kg~8kg | 灰褐色・茶褐色など |
- 人の手のように指が長い(5本指)
- しっぽがシマ模様
- 眉間に黒い筋がある
- 耳のふちが白い
- 白いひげ
「前肢の指が長く、ものをつかむことができる」という点もほかの害獣にはない特徴です。
こちらの動画のように筒のような狭い隙間に前肢をつっこんでエサをとることができます。
実験では、アライグマの成獣は約27cmまで差し込むことが可能だったそうです。ちなみにネコやアナグマは約16cmなので、相当な深さまで差し込めることが分かります。
アライグマについてもう少し詳しく知りたい方はアライグマの生態についてこちらでまとめています。
アライグマの写真をみたけどちょっと違うなと感じられた方。もしかしたら「タヌキ」かもしれません。
食痕や足跡など見た動物を判断することができるかもしれません。下記の記事にまとめておりますので確認してみてください。
屋根裏に侵入したアライグマが起こす被害とは?
一般的にアライグマなどの野生動物は、草原や水辺など自然の恵みを糧にして生命を維持しています。
しかし、栄養価の高い農作物や生活ゴミの存在は、野生動物にとってはごちそうであり、年間を通して容易に得ることができるので、人間の生活圏内に侵入してくるようになりました。
雨風をしのぐためにおあつらえむきな建物もありますし、その中にはアライグマのねぐら(すみか)をつくるのに最適な「断熱材」もあります。外敵に襲われる心配もありません。
アライグマにとって、人間が活動しているエリアは、食事に困らない・安心して暮らせる場所になっているのです。
アライグマとしては人間に迷惑をかけようと思って、侵入しているわけではありませんが、結果的に様々な被害をもたらしてしまいます。
そこで、アライグマが建物に侵入した場合、どのような被害が起きているのでしょうか?まとめてみました。
騒音被害
アライグマやハクビシンは、行動範囲の中に複数のねぐらをもっているといわれ、転々と移りながら生活をしています。
主に夜間に活動をするので、寝静まった夜や早朝にガサゴソと音がしているのに気づいて、「何かが天井裏に入ってきた!」と認識される方が多いです。
- 天井裏を移動する音がうるさくて眠れない
- 小さな音にも敏感に反応してしまう
- 得体の知れないものが頭の上をうろついているという恐怖
- 上から落ちてこないか心配・・・
物音に気づいてからは上記のように様々な問題がでてきます。不眠症になられる方、精神的ストレスで体調を崩される方もいます。
糞や尿などの被害
アライグマの糞の大きさは、直径2センチ~3センチ程度、長さは5センチ~18センチ程度です。個体が大きいのでイタチやテンと比べると大きいです。
雑食の上に、あまり噛んでたべないので、糞の中には動物の骨や昆虫の羽、種などの断片が含まれていることが多いのも特徴です。
フンや尿のおかげで天井板にシミができ、糞尿がしたたり落ちてくることも。最悪の場合、板が腐れて抜け落ちてしまうこともあります。
糞が天井裏にあるというだけで不衛生ですが、アライグマは人と動物に共通する感染症(狂犬病、レプトスピラ症、アライグマ回虫症)の媒介動物として知られています。
現在、日本に定着したアライグマから人への感染事例は報告されていません。(動物園の飼育個体では確認されたことがあります)
しかし、原産地の北米では、アライグマ回虫は普通にいるとのこと。
アライグマ回虫の卵は、アライグマの糞とともに体外に排出されます。感染事例は報告されていないとはいえ、万が一感染していたアライグマだったならば、感染してしまう可能性があります。アライグマ回虫症にかかると、視覚障害・運動障害が引き起こされ、重篤な場合は死に至ります。
そのようなリスクが潜んでいるアライグマの糞をそのまま天井裏に放置しておくのは得策ではありませんよね?
- 同じ場所に大量の糞尿をするので、天井板にシミができ、したたり落ちる。
- 大量の糞尿による悪臭が発生する
- 天井板が腐れて抜け落ちる
- 北米ではアライグマ回虫の卵が糞のなかにいる
断熱材の被害
イタチ被害と同様に、断熱材を巣の材料にされ、荒らされてしまう被害がおきています。
場合によってはそこで出産、子育てをすることもあります。
荒らされた断熱材は、本来発揮すべき効果が得られない状態です。また、野生動物が行き来しているので、ノミやダニなどの寄生虫がついている可能性もあります。
- 断熱材が荒らされ本来の機能が発揮できない状態に
- ノミ・ダニなどの寄生虫の温床に
自分でアライグマを駆除するのは可能なのか?
大切な家に糞尿をし、断熱材を荒らし、騒音をたてて眠れない夜をすごさせるアライグマ。
自分でどうにかして駆除できないかと考える方もいらっしゃると思います。
もちろん、やれないことはありませんが、実際にはいろいろとやらないといけないことがたくさんあります。
ネックになるのは、アライグマは特定外来生物であり、自分で勝手に捕まえたり駆除すると、法律で罰せられる可能性があるということです。
どうしても自分で駆除を考えていらっしゃる方は、事前に自治体に問い合わせてどのような手続きが必要なのか確認をしてください。
アライグマが入るような隙間の例
アライグマ駆除と書いていますが、捕獲してしまえばおしまいというわけではありません。
たしかに悪さをしていたアライグマを排除することに成功したかもしれませんが、侵入口を塞がなければ、別のアライグマが侵入してくる可能性が高いからです。アライグマにとって屋根裏は外敵に襲われる心配がない安心できるねぐらを提供してくれる場所です。侵入してこないよう、徹底した侵入口封鎖が求められます。
イタチと違い、アライグマはパワーがあります。簡易的な塞ぎ方では壊されてしまいますので注意が必要です。
害獣の防除施工を行っていて気づいたことは「増改築をした家に害獣が侵入するケースが多い」ということです。
接合部分の処理があまくて隙間が生じたり、構造が複雑化したために身を隠しながら侵入がしやすくなったりと、害獣にとって好都合なことが多い建物になっているからだと思います。
そして悲しいことに、増改築した家は施工する側からすると不都合なことが多いですけどね・・・。(屋根裏に入れない・狭すぎて作業ができないなど)
業者にアライグマ駆除を依頼するのもひとつの方法です
家のどこに隙間があるのかは実際に調査してみないとわからないものです。(家の構造に詳しい人は、ある程度目星がついているといいます)
どこから侵入してきているのかを屋根裏から判断することも可能ですが、屋根にのぼって外から詳しくみていかないと気づかない隙間も存在します。
塞いだと思ってもまた入ってきた!
ここかなと思って塞いだけどまた入ってきた!
いろいろと試してみたけど、結局止めることが出来なかった・・・
このような結果になってしまったら、それまでにかけた時間と労力とお金は水の泡と化してしまいます。
孤軍奮闘していた間、被害はどんどん悪化するばかりだったという泣きっ面に蜂状態に。
こうならないためにも駆除業者に依頼することをオススメします。
たしかに自分で行うよりも費用はかかりますが、確実に結果を出してくれます。汚れた断熱材の撤去、糞清掃、消臭、衛生消毒など、なかなか個人ではできないこともやってくれます。
ほとんどの業者が無料で現地調査をおこないます。
実際に被害はどんな感じなのか?入ってきた動物はアライグマなのか?ハクビシンなのか?イタチなのか?など、不安に思っていること・疑問に思っていることを無料で解決してくれますので、利用しない手はないと思います。
もちろん弊社もアライグマ駆除をやっております。
- 防除作業監督者(防第15117号)
- 建築物ねずみこん虫等防除業
- ペストコントロール技術者
- わな猟 狩猟免許など
このような資格をもったスタッフが、大切な家にアライグマが入ってこないよう防除工事を行います。
最大5年の保証付きです。施工後、万が一、アライグマが侵入した場合、無償で再施工を行いますので、ご安心ください。
対応エリア
◆佐賀県
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