住まいの害虫予防・対策方法のポイント
これから暖かくなるにつれ、害虫が増える時期になります。
ひとことで害虫と言っても、見た目が不快なもの、ヒトに被害を与えるもの、
住宅に被害を与えるものなどさまざまな種類が存在します。
害虫とは、さまざまな形でヒトに被害を与えるものに対する呼称です。
現代の技術の進歩や生活環境の変化によって、安全で快適な住まいづくりとして
管理された室内の温度や湿度、昔の住宅と大きく違い
外気を通しにくい高気密住宅などの普及により、非常に暮らしやすい環境となりました。
このようなわたし達人間にとって快適な暮らしというのは、
実は害虫にとっても快適な環境となり、条件が良い生息環境となっています。
家の木材を蝕むシロアリや、ヒトを刺すハチ、毒を持ちヒトを咬むムカデなど
害虫による被害が後を絶ちませんが、
害虫が増えている理由として以下の表のような理由があると考えられます。
住まいに害虫が増えている理由 | |
① | 住宅の快適化 |
高気密・高断熱などの住宅が増え、空調の設備も整い住宅の性能が向上している。 ヒトが快適な温度や環境は害虫にとっても快適な環境となる。 |
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② | 建物の有害物質量の減少・健康志向 |
以前の住宅より、建材に含まれる有害な物質などが減少しているため、害虫にも安全になってしまう。 | |
③ | 宅地開発 |
田んぼや畑、山や林があった場所に宅地開発をすれば、もともと住んでいた虫たちは侵入してくる。 むしろ人間が虫たちの生息地に侵入してしまったという方が正解。 | |
④ | 材木の乾燥不足 |
以前に比べ、建築の工期が非常に短くなっている。 そのため住宅に使用される木材や基礎コンクリートなどの建材は十分に乾燥することが出来ず、湿気が多い状態になってしまう。 |
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⑤ | 生活の変化 |
共働きの増加等で日中不在になりがちになり、室内を閉め切った状態にしていたり、畳を干したりする家庭が減少しているため。 住宅に湿気がこもりやすい状態になり、虫の住みやすい環境となる。 |
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⑥ | 外来種 |
もともと日本に生息する害虫だけでなく、輸入家具や建材などを媒介して日本に侵入してきた外来種の増加。 |
既に害虫が住宅に発生している場合は、害虫駆除が必要です。
ホームセンター等で市販されている殺虫剤を使用する場合は、
害虫の種類に応じたものを使用するようにしましょう。
使用方法・使用量を守り、健康や環境に悪影響をあたえないようにしましょう。
害虫は種類によって対策や予防、駆除方法は異なります。
害虫の種類によって正しい対策をしなければ根本的な解決とはなりません。
それぞれの生態を理解し、特徴にあった対策を行いましょう。
害虫対策の基本!3つのポイント
① 発見したら完全駆除をする
害虫が発生してしまったら仕方ありません。
相手も生き物なので生きていかなければなりません。
しかし放っておくと種類によっても異なりますが、
住宅への被害や刺傷被害、咬害、健康被害などさまざまな影響があります。
被害が拡がってしまう前に、それぞれの害虫の生態や、
発生場所の環境に適した方法で害虫駆除を行いましょう。
例えばゴキブリは1匹発見すると、他にも多数存在すると言われています。
目の前にいる害虫を駆除したからといって
完全に駆除出来た…というわけではない場合も多くあるのです。
気付いた時には大繁殖していたり、被害が拡大している恐れもあります。
誤った方法で駆除や対策を行うと、
余計に被害を拡大させたりしてしまう恐れもありますのでご注意ください。
② 早期発見
害虫が発生し、被害をもたらす前に対策をしておくことです。
害虫専門の業者の定期的な点検や調査、またはご自分で
住宅や住宅周りの点検を定期的に行うことで被害を最小限におさえます。
最近では調査、見積りまで無料で行っている業者も多く、
弊社もそのひとつですので、お気軽にご利用ください。
もちろん無理な営業は一切致しませんのでご安心ください。
③ 日頃からの対策
普段から害虫が発生しないよう気を付けることや、環境づくり、
駆除を行った後も安心せずに、害虫を寄せ付けない対策を行いましょう。
それでは害虫の種類別、予防方法をご紹介します。
害虫・害獣予防対策
☑ シロアリ
シロアリ予防・対策 | |
① | 床下に木屑や紙などを残さない |
床下に木屑などゴミがあるとシロアリの餌となる。 | |
② | 床下の通風をよくする |
床下換気口等を適切に設置したり、換気口付近に物を置かない。床下換気扇などで強制的に換気するのも有効。 | |
③ | 住宅の周辺の地面に直接木材を集積しない |
木材はシロアリの餌となる。 | |
④ | 雨漏りはすぐに修理する |
シロアリは湿気の多い場所を好みます | |
⑤ | 住宅を建築する際、防湿対策をする |
湿気はシロアリの住みやすい空間になるだけでなく、結露やカビなどの原因にも。 |
シロアリ予防は薬効が5年程で薄れてくるため、
5年毎の予防消毒をオススメしています。
(シロアリについて詳しくはコチラ)
(羽アリについて詳しくはコチラ)
(シロアリ駆除-お問い合わせから作業終了までの流れはコチラ)
(シロアリ駆除・予防 工事当日の流れについてはコチラ)
☑ 蜂 ハチ
確実な予防方法はありません。
ハチによる被害を予防するためには、まずは巣を早期発見することです。
ハチの巣の世界史は1年で、翌年以降に巣が利用されることはありません。
春先から夏にかけて女王蜂が1匹で営巣を開始します。
その頃のまだ危険性の低い時期に駆除、または巣をつくらせないようにします。
場所別 巣を作らせないポイント | |
軒先 | 定期的に巣がないか確認し、早期発見し早期駆除を行う。 |
庭の木等 | 春先には必ず剪定し、ハチが雨風をしのげるような場所にしない。 |
戸袋 | 毎日開け閉めし、居心地が悪い空間にする。 |
天井裏・床下 | 隙間や通気口は金網などでふさぐ。 (完全に塞ぐと十分な換気が出来ないので、ハチの活動時期である春から秋にかけてや、細かなネット等で侵入を困難にしておく) |
小屋・倉庫等 | 定期的に巣がないか確認し、早期発見・早期駆除を行う。 開けっ放しにしたり、隙間を塞ぐ。 |
外周 | ゴミなど出来るだけ物を置かないようにし、風通しの良い環境にする。 鉢植えの受け皿やペットの水など水分を放置しない。 |
以上の表を参考にして、巣をつくられないようにするなどして、
日常的に住宅周りを点検し、巣が大きくなる前に早期発見しましょう。
また簡単にペットボトルで出来る対策もあります。
越冬後の女王蜂を捕獲して、巣をつくられなければ安心です。
特にスズメバチは攻撃性が高いため気を付けましょう。
☑ ムカデ
ムカデは動くものに対し敏感で、すぐに噛み付いてきます。
夜行性のため睡眠中被害や、靴の中に潜んでいたりする場合もあります。
ムカデ予防と対策 | |
湿気対策をする | 乾燥を苦手とし、湿気を好むムカデに水分の多い場所を与えない。 |
住宅周りの清掃 | 石や落ち葉の下など狭い隙間や暗い場所を作らないよう草刈りや落ち葉の清掃などを行う。 |
薬剤散布 | 家の外周やムカデが生息しやすい場所に散布する。 |
忌避剤の使用 | ムカデが嫌う成分やニオイの忌避スプレーや固形物を使用する。 |
室内へ侵入防止 | 家の中に侵入させなければ被害は多く発生しない。 侵入口となる隙間や排水溝などを塞ぐ。 |
(春から秋に活動!ムカデ退治とムカデの予防法についてはコチラ)
まずはムカデを家の中に侵入させないことですが、
非常に小さな隙間や穴からでも侵入してくるので注意が必要です。
またムカデは春から初夏にかけて産卵しますが、
毎年ムカデ被害でお困りのお宅や、ムカデが発生しやすい地域は、
まだ卵であるこの時期から対策を行うことをオススメします。
ムカデのエサとなるものをなくしたり、隠れやすい場所をなくすなど
まずは産卵しにくい環境をつくることも大事です。
☑ ネズミ
ネズミは悪臭や騒音被害、食害や汚染被害、
また多くの菌を媒介しさまざまな病気や感染症の原因となります。
ネズミ自身や排泄物により、触れた部分に菌がつき
食中毒や感染症、精神的なストレスなど健康被害を及ぼすだけでなく、
ヒトを咬むこともあるネズミによる咬傷被害での怪我や、
アナフィラキシー症状が出てくる被害も発生します。
ネズミが建物内に侵入し、棲みついてしまう場合は
ネズミの棲みやすい環境になっているということです。
まずは、ネズミが棲みやすい環境をつくらないことが侵入防止の第一歩です。
ネズミが侵入しづらい環境 | |
① | エサがない場所 |
② | 巣の材料がない場所 |
③ | 出入り口など隙間・割れ目がない場所 |
まずはエサを与えない注意が必要です。
エサをたべなければ2~3日で餓死してしまいます。
つまりネズミが家の中に侵入してくる最大の理由は「食べ物を求めて」です。
家の中から食べ物を一切なくすことは不可能なので、
食べ残しや開封した食品を放置しないなど、工夫が必要です。
ペットフードや花などもネズミのエサとなる場合もあるので注意しましょう。
(家の中にネズミ!? 11項目のチェックポイントについてはコチラ)
他にもさまざまな種類の害虫、害獣が存在しますが、
お困りの際や、調査・お見積りをご希望のお客様はお気軽にご連絡ください。
(住まいの害虫を発生しにくくする環境づくりについてはコチラ)
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