ミツバチの巣作りと女王蜂の役割
ミツバチの働き蜂は産まれてから15日位で巣を作り始めます。
ミツバチの巣は正確な六角形で構成されており、
よく見ると大きさの違う大小の部屋があります。
小さいほうが働き蜂の部屋
大きいほうが雄蜂の部屋です。
ミツバチの巣の作り方
蜜をたくさん食べたたくさんのミツバチ達が
天井からぶら下がり 24時間じっとしています。
すると働き蜂のお腹からうろこ状の白い蜜ロウが出てきます。
これを「ろう片」と言うのですが、
このろう片を働き蜂は口で噛み砕き、 唾液に混ぜて巣を作っていきます。
この中で女王蜂の部屋も作るのですが、
この部屋は巣から大きく下へ垂れ下がっています。
この女王蜂の部屋の事を「王台」と呼びます。
王台とは?
女王蜂の部屋である王台はいつも作られるわけではありません。
今の女王蜂の寿命がなくなる時か、一つの巣の中のミツバチが増えすぎて
おさまりきらなくなってきた時に作られます。
ほとんどの場合がミツバチが増えたときに作られるのですが、
毎年春になり5月頃になるとミツバチはよく分峰するのですが
その前には必ず新しい王台が作られます。
この新しく作られた王台から新しい女王蜂が産まれてくるのですが
産まれる2~3日前に古い女王蜂は、
巣の約半数の働き蜂を引き連れて分峰していきます。
⇈ミツバチの分蜂
さて、女王蜂はメス。働き蜂もメス。
その違いとは一体何なのでしょうか?
女王蜂と働き蜂の違い
王台で産まれた女王蜂は働き蜂よりも成長が早く、
16日目に誕生します。
女王蜂と働き蜂の決定的な違いは、4日目からの食事です。
(ミツバチの成長と女王の特別食についてはコチラ)
どちらも生まれて、3日目までは同じローヤルゼリーという特別食を与えられます。
ローヤルゼリーは働き蜂の咽頭腺から出る分泌物で、本来はどのメスの幼虫も女王蜂になる
素質は持っているのですが、この
ローヤルゼリーを与え続けられた1匹の幼虫だけが体が大きくなり
優れた繁殖能力を持つことが出来るようになるのです。
⇈中央がミツバチの女王蜂
そして女王蜂として選ばれた発育のいいミツバチは
生まれてから1週間~10日程で雄蜂と交尾をしますが、
交尾は一生のうち1回だけで、
それからはローヤルゼリーのみを食べながら毎日卵を産み続けます。
ローヤルゼリーとは、
働き蜂の約40倍も長生きする女王蜂唯一の エネルギ-源であり、
蜜よりも高タンパクで非常に沢山の栄養素を含んでいます。
女王蜂の役割
女王蜂は様々なフェロモンを出しています。
●階級維持フェロモン
働き蜂の卵巣の発達を抑制したり、王台の形成を阻止するもの
女王が死んで、もし巣の中に若い幼虫がいない場合は、
抑制されていた働き蜂の卵巣が動き出し、やがて産卵できるようになりその場をしのぐことが出来る。
●集合フェロモン
分峰の時に群飛する働き蜂を一か所に引き集めるもの
●性フェロモン
新女王が空中で交尾する際にオスを誘引するもの
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