シロアリの働きアリと兵隊アリ
シロアリはひとつの巣の集団の女王が産んだ卵から生涯が始まります。
卵の時期はもちろん動けないので、その集団の職蟻にお世話をしてもらいます。
卵からかえると、手足や触覚が出来上がっていてすぐに自ら行動しだします。
(アリは幼虫の時はウジとして活動することが出来ません)
とは言っても、生まれたばかりで一人前の仕事をこなすことが出来ません。
卵の時期からお世話になっている大人の職蟻に栄養を分けてもらっています。
生まれたばかりの幼虫は皆同じ形
シロアリには生殖虫・副生殖虫・職蟻・兵蟻・ニンフなど
それぞれ階級があり、役割が違います。
(シロアリの役割についてはコチラ)
大人になれば階級によって大きさや形が違うのですが、
幼虫時代は皆、同じ形をしています。
何度か脱皮を繰り返し、成長していく過程で職蟻になったり兵蟻になったりします。
つまり、シロアリは自分でもどの階級になるか分かりません。
もちろん自ら選択して兵蟻になったり職蟻になったりも出来ません。
この現象は、
その集団の女王・王が自分たち以外に生殖能力を持つことがないよう
「階級分化調整フェロモン」というフェロモンを出し、
それぞれの数を調整していると言われています。
(シロアリのフェロモンについてはコチラ)
シロアリの職蟻(働きアリ)
シロアリの集団を代表するアリで、種類によって違いもほとんどなく
ひとつの集団の大多数で約95%を職蟻が占めています。
(右の写真が職蟻です)
雄雌の区別はあるのですが、
女王の出すフェロモンによって生殖能力は未発達のまま成長していきます。
女王や兵蟻などの他の階級のシロアリは自ら栄養を取ることができない為
卵や幼虫の世話から、餌の採取、栄養分配、蟻道や巣の構築などの
ほとんどの作業をし、毎日忙しく働いています。
(※ヤマトシロアリの職蟻3.5~5mm イエシロアリの職蟻5mm)
シロアリの兵蟻(兵隊アリ)
シロアリの進化を代表するアリで、種類によって姿形が違います。
ひとつの集団の約2~3%がこの兵蟻です。
雄雌の区別はあるのですが、
女王の出すフェロモンによって生殖能力は未発達で
エサを自ら採取する能力もなく、労働はしません。
兵蟻は集団を外敵から守るため、いざというときの為に待機しています。
普段はウロウロしているばかりなので、職蟻の仕事の邪魔でしょう・・
兵蟻は種類によって防衛の方法も少し違うようです。
●ヤマトシロアリの兵蟻
体長 約3.5~6mm
イエシロアリのような巣を作らず、生息場所にこだわる事もないシロアリなので
戦うというよりも、逃げの戦法を使うようです。
これだけ聞くと、全く役にたたないように感じますが、
実際は、いざという時は、外敵から他のシロアリを守るため
自らの頭を突っ込み道をふさいだり、命と引き換えに
他のシロアリが逃げるための時間稼ぎをしたりする勇敢なシロアリでもあるようです。
●イエシロアリの兵蟻
体長 約4.5~6.5mm
攻撃的な性格をしています。
イエシロアリは巣を中心に活動している為、
ヤマトシロアリのように逃げ出すわけにはいかず、
なんとしてでも守るぞ!という意気込みで戦っているようです。
巣を壊そうものなら、兵蟻がぞくぞくと現れ噛み付きます。
更に噛み付いたあと乳白色の分泌物を出して敵を攻撃します。
シロアリは暗くて湿気の多い場所を好み
蟻道を作って外敵から身を守り、わたし達の住んでいる建物を食害します。
シロアリの被害にあわないよう、シロアリの好む家にしないようにしましょう。
(シロアリの好む場所などについてはコチラ)
(シロアリの被害に遭いやすい家の特徴などはコチラ)
大切な住宅を守るため定期的に点検することをオススメします。
(株)プログラントではお客様第一主義としています。
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